【AJC杯】重賞3勝の実力馬・カラテ 高配演出の条件ピッタリ
2024年1月16日 05:29 過去10年の傾向から勝ち馬を探り出す「up to データ」。今週は中山で行われる古馬中距離G2「AJC杯」を分析する。近2年は1番人気だった4歳馬が馬券圏外に沈み、波乱決着。今年も高配当を演出する穴馬の出番がありそうだ。
【性齢】
年齢別成績は表の通り、4~7歳が幅広く活躍している。回収率で見ると6歳が単勝173%、複勝105%でともに黒字収支。7歳も複勝回収率は168%をマークしており、馬券的な妙味はベテラン勢の方にある。8歳以上で馬券に絡んだのは18年3着だったマイネルミラノのみ。今年は人気必至のボッケリーニ、マイネルウィルトスなど8歳が4頭エントリーしているがデータからは信頼できない。牝馬も7頭が参戦して【0・0・1・6】と不振。
【前走クラス】
前走・重賞組は【8・9・8・77】と圧倒。中でもG1に出走していた馬が【5・3・2・27】と活躍が目立つ。そのうち7番人気で制した2頭は約8カ月半、13カ月ぶりの長期休養明けだった。G1組は久々でも侮れない。また3勝クラスVから参戦した馬は【1・0・1・11】の成績で馬券に絡んだ2頭は若い4歳馬だった。今年の昇級組は6歳アドマイヤハレー、7歳クロミナンスで該当しない。
【重賞実績】
勝ち馬10頭は全て重賞で連対した実績があった。今年の登録メンバーで「V条件」をクリアするのはカラテ、ボッケリーニ、マイネルウィルトス、モリアーナ、ラーグルフの5頭。
【結論】
8歳の年齢は気がかりだが、重賞3勝の実力馬カラテをプッシュしたい。G1・宝塚記念から7カ月ぶりの臨戦過程は高配演出ホースの条件にピッタリ。昨年の新潟大賞典を制しており、まだまだ衰えはなさそうだ。相手には前走重賞組の中からショウナンバシット、シルブロン、チャックネイト、ラーグルフをチョイス。 (データ班)