イクイノックスのジャパンCはレーティング135ポンド!エルコンドルパサー超え 23年世界1位
2024年1月20日 20:17 IFHA(国際競馬統括機関連盟)は20日、2023ワールドベストレースホースランキングを発表。昨年11月26日のジャパンカップでG1・6連勝を飾って引退、種牡馬入りしたイクイノックス(牡5、父キタサンブラック)が135ポンドで23年のレーティング世界1位に輝いた。
昨年は3馬身半差で制した3月26日のドバイシーマクラシックに129ポンドのレーティングがつき、4月の中間発表以降は一度も首位を譲らず。ラストランのジャパンカップが135ポンドと高く評価され、日本調教馬の年間世界1位は14年ジャスタウェイ以来、史上2頭目の快挙。エルコンドルパサーの134ポンド(対象レース=99年凱旋門賞2着)を超え、日本調教馬の歴代最高値となった。
昨年2位タイは128ポンドでエースインパクト、モスターダフ、4位タイが127ポンドでビッグロック、フクム、6位タイが126ポンドでゴールデンシックスティ、ウエストオーバー、8位タイが125ポンドでオーギュストロダン、ラッキースワイネス、10位タイが124ポンドでコディーズウィッシュ、ドウデュース、パディントン、タイトルホルダー、ホワイトアバリオとなっている。
近年の世界1位馬(調教国)とレーティング、対象レースは以下の通り。
03年 ホークウイング(アイルランド) 134 ロッキンジS
04年 ゴーストザッパー(米国) 130 BCクラシック
05年 ハリケーンラン(フランス) 130 凱旋門賞
06年 インヴァソール(米国) 129 BCクラシック
07年 マンデュロ(フランス) 131 プリンスオブウェールズS
08年 カーリン(米国) 130 ドバイワールドカップとスティーブンフォスターハンデの計2レース
〃 ニューアプローチ(アイルランド) 130 英チャンピオンS
09年 シーザスターズ(アイルランド) 136 愛チャンピオンS
10年 ハービンジャー(英国) 135 キングジョージ
11年 フランケル(英国) 136 サセックスSとクイーンエリザベス2世Sの計2レース
12年 フランケル(英国) 140 クイーンアンSとインターナショナルSの計2レース
13年 ブラックキャビア(オーストラリア)130 ブラックキャビアライトニングとTJスミスSの計2レース
〃 トレヴ(フランス) 130 凱旋門賞
14年 ジャスタウェイ(日本) 130 ドバイデューティフリー
15年 アメリカンファラオ(米国) 134 BCクラシック
16年 アロゲート(米国) 134 BCクラシック
17年 アロゲート(米国) 134 ドバイワールドカップ
18年 クラックスマン(英国) 130 英チャンピオンS
〃 ウィンクス(オーストラリア) 130 コックスプレート
19年 クリスタルオーシャン(英国) 128 プリンスオブウェールズS
〃 エネイブル(英国) 128 キングジョージ
〃 ヴァルトガイスト(フランス) 128 凱旋門賞
20年 ガイヤース(英国) 130 インターナショナルS
21年 ニックスゴー(米国) 129 BCクラシック
22年 フライトライン(米国) 140 パシフィッククラシック
23年 イクイノックス(日本) 135 ジャパンカップ
▽レーティング 競走馬の能力を示す客観的な指標で、着差や負担重量などを基に、国際的に統一された基準により、数値化したもの。