福永師が目を輝かせた!レモンポップ騎乗「素晴らしい馬。よくしつけられています」
2024年1月26日 05:08 【東西ドキュメント・美浦=25日】吹き荒れる北風から逃れて、スタンドで調教を見ていた小田の双眼鏡を持つ手に思わず力が入った。角馬場にいたレモンポップの鞍上が、栗東から研修で来ていた福永技術調教師に替わったのだ。G1サウジカップ(2月24日、キングアブドゥルアジーズ)に向けた美浦帰厩後の初追い切り。Wコースで6F81秒7~1F12秒2(馬なり)。折り合いをつけて、外ベジャール(5歳オープン)と余力十分に併入。福永師は「既にG1を勝っている馬なので改めて言うまでもないですが、素晴らしい馬です。何より、よくしつけられています」と目を輝かせた。続けて「基本的には短距離の走りをしているけど、田中厩舎のきめ細やかな管理技術で距離をもたせているんだ…という印象を受けました。本当に勉強になりました」と笑顔で続けた。
一方、田中博師は「せっかくこれだけの方が来ているし、引き出しがあって表現も上手なので…。どんな印象を持ってくれるかな?と。思っていた感触を伝えてもらって、いい調教をしていただきました」と収穫も大きかった様子。2月8日に検疫に入り、14日に出国予定。小田は1カ月後の決戦を心待ちにしていた。