武豊が振り返る13年キズナのダービー制覇「一頭一頭追い抜くのは最高でした」

2024年5月20日 16:41

日本ダービーPR発表会に出席した武豊

 騎手の武豊(55)が20日、神田明神ホールで行われた「日本ダービー PR発表会」に、俳優の佐々木蔵之介(56)、女優の見上愛(23)とともに出席。11年前、キズナで日本ダービーを勝利したレースを自ら解説した。

 歴代最多6度の日本ダービー制覇の記録を持つレジェンド・武豊。その中でもファンの心に深く刻み込まれているのは、2013年キズナで勝利したレースではないだろうか。最内1番枠から好スタートを決めた武豊とキズナは道中後方3番手へ。司会の福原直英アナが「後ろですね」と言うと、「ずいぶん後ろだなと思った」と道中の心境を明かした。「レース中はどのようなことを考えているのか」という問いには「何秒くらいで刻んでいるか、どこで動こうかを考えています」と回答。体内時計はかなり正確だと言い「長く騎手をやっているので当たるものです」と話し、会場に訪れたファンを驚かせた。

 レースは直線で大外に持ち出しての差し切り勝ち。1番人気の支持に応え、武豊復活のダービー制覇となった。レースを見終えた武豊は「思い出しますね。ゴールすると拍手が沸き起こった」と当時を回想。佐々木から「最後の直線すごかったですね」と称賛されると「だんだんゴールが近づき、一頭一頭追い抜くのは最高でした。途中で勝てるな、大丈夫だなと思った」と当時の心境を語った。

 26日に開催される日本ダービーでは、キタサンブラックの半弟シュガークンで同レース7勝目を目指す。「チャンスはあると思っている。頑張ります」と意気込みを語った。 

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