【クイーンS】モズゴールドバレル 高杉と人馬重賞初V狙う!最終リハ迫力満点1F11秒5

2024年7月26日 05:30

高杉を背に、札幌芝コース併せ馬で追い切るモズゴールドバレル(手前)(撮影・千葉茂)

 日曜札幌メイン「第72回クイーンS」の出走馬が25日、確定した。重賞5度目の挑戦となるモズゴールドバレルは札幌芝コースで併せ馬を消化。初めてコンビを組むルーキー高杉吏麒(18=藤岡)を背に軽快な動きを披露した。人馬ともに重賞初Vへ向け、初の札幌で金メダルを狙う。

 メンバー唯一の木曜追いとなったモズゴールドバレルが迫力満点の動きを見せた。最終リハは札幌芝コース。序盤はロードトレイル(3歳1勝クラス)を追走。直線入り口で外から並びかけるとスイッチが入った。鞍上の高杉が強めのアクションで追うと一気に加速。5F68秒6~1F11秒5で併入に持ち込んだ。

 重馬場の洋芝も問題ない力強いフットワークを披露。高杉は「滞在競馬で雰囲気は落ち着いていますし、無駄なピリピリしたところもなく追い切りで負荷もかけられた。しまいの反応も良かったし、問題ないと思います」と納得の表情。愛馬の動きを見届けた藤岡師も「全体の時計はそんなに速くないけど、予定通りですね。あまりやり過ぎないように気をつけたけど追い切り自体は良かったです」とうなずいた。

 昨年11月、秋色Sを制してオープン入り。その後は3連敗、約8カ月勝利から遠ざかっている。藤岡師は「状態面も含めて、上がり切れてなかったところもあった」と振り返る。今回が初めてとなる北海道シリーズ参戦。洋芝への対応が鍵を握りそうだが、半兄カメコは20年英2000ギニー(芝1600メートル)を制覇。血統的には洋芝適性は高そうで、トレーナーも「ヨーロッパ血統なので(洋芝は)合うと思う。距離も含めて若干、未知数なところはあるけど出来は良いと思うので普通に競馬してくれれば」と期待を込めた。

 手綱を取る高杉はここまでルーキートップの17勝をマーク。函館開催でも9勝を積み上げてきた。今週から騎乗停止処分が明けて、気持ちを新たに臨む札幌開催。「結果を残したいのはどこでも同じですが、減量がなくても勝てたなというレースを一つでも増やしたい」と力を込めた。

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