豪州の名ジャンパー、カラジ死す…29歳 07年に当時12歳で中山グランドジャンプ3連覇

2024年9月24日 16:15

 オーストラリアから遠征し、05~07年中山グランドジャンプ3連覇を飾ったカラジ(セン、父カヤージ)が息を引き取ったと24日、現地メディアのレーシングドットコムが報じた。29歳だった。

 現役時代の管理調教師であるエリック・マスグローヴ氏(73)によると加齢による衰えの兆候が見られたことから、苦痛を避けるため23日に安楽死の処置が取られた。

 98年4月に英国でデビューし、同年12月に移籍。01年メルボルンカップで4着に入るなど平地で活躍し、03年8月に障害に初参戦。平地を挟みながらキャリアを重ね、当時12歳だった07年中山グランドジャンプで3連覇の偉業を成し遂げた。

 4連覇を期して08年も来日したが前哨戦ペガサスジャンプSに向けた中山競馬場での最終追い切り後に右前脚を痛がったことからエコー検査を受けた結果、右前浅屈腱炎が判明。引退が決まり、帰国後はマスグローヴ厩舎でけい養されていた。

特集

2024年9月24日のニュース