【大井・ジャパンダートCまであと3日】10月2日20時5分発走・ダートの世代最強馬が一堂に会する!

2024年9月29日 12:00

フォーエバーヤング

 今年新設された3歳ダート3冠競走の最終戦「第26回ジャパンダートクラシック」(JpnⅠ、1着賞金7000万円)は10月2日、大井競馬場で行われる。中央、地方の精鋭が3歳ダート王の座を争う一戦。アウェーに乗り込むJRA勢に注目する。

 【世界を股にかけて活躍・フォーエバーヤング】
 3歳馬による秋のダート頂上決戦。春2冠の上位馬、トライアル好走馬など粒ぞろいのメンバーが集結したが、やはり注目は世界を股にかけて活躍するフォーエバーヤング(牡=矢作、父リアルスティール)だろう。昨年10月、2着に4馬身差つける鮮烈デビュー。続くJBC2歳優駿(門別)では地方競馬場特有の重い砂を難なくこなし、あっさり重賞タイトルを手に入れた。3戦目の全日本2歳優駿で無敗の〝ダート世代王者〟に輝くと、舞台は海外へ。サウジアラビア、UAEと2つの〝ダービー〟を連勝し、5戦5勝で米GⅠケンタッキーダービーに挑戦。ゴール前は大激戦。鼻+鼻差の3着でわずかに頂点へ届かなかったが、同レースの歴代日本馬最先着で世界レベルの実力を証明した。

 【2冠獲るぞラムジェット】
 7戦5勝のラムジェット(牡=佐々木、父マジェスティックウォリアー)も素質は一級品。ユニコーンSを完勝し臨んだ前走東京ダービーが圧巻だった。好位3番手からレースを進めると、残り150㍍で早め先頭。そのまま後続をぐんぐん突き放し6馬身差の圧勝劇を演じた。今回と同じ大井競馬場でハイパフォーマンスを出せたのはアドバンテージ。地の利を生かし2冠制覇を狙う。

 【ミッキーファイト・サンライズジパングも侮れない】
 レパードS覇者ミッキーファイト(牡=田中博、父ドレフォン)は底を見せていない。前が詰まった2走前ユニコーンS(3着)を除けば3戦全勝。初の地方競馬場になるが自在性、先行力ともに申し分なく楽に対応してくるだろう。不来方賞の勝ちっぷりが良かったサンライズジパング(牡=音無、父キズナ)も侮れない存在だ。

■ジャンダートクラシック
 昨年までは「ジャパンダートダービー」の名称で、7月上旬に南関東牡馬クラシックの最終冠として実施。3冠競走では唯一、中央交流のJpnⅠとして行われ、事実上の3歳ダート最強馬決定戦として親しまれた。今年から3歳ダート3冠競走路線が新たに整備され、1冠目の羽田盃、2冠目の東京ダービーが中央交流となり、それぞれJpnⅠに格付けされた。これに伴い施行時期を10月に変更。従来のJpnⅠは維持したまま名称が変更された。フルゲートは16頭でJRA馬の出走可能頭数は7頭。

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