【有馬記念】綱本将也 「高性能フィルター」で導き出した“答え”はシャフリヤール

2024年12月21日 17:00

 スポニチで有馬記念の予想を担当させていただくこと苦節十余年。当たったり、外れたり、外れたり、外れたり…。しかしこのたびついに、出走馬から馬券になる馬だけを余すことなく、すべて抽出可能な7層構造の高性能フィルターの開発に成功いたしました。

 2009年以降15回の全出走馬236頭を、このフィルターにかけた結果を見てください(※[1着・2着・3着・4着以下]。重複あり)。

【A】その有馬記念で2番人気=[4・1・4・6]

【B】前走が秋の2400メートル以上の重賞で1番人気=[8・2・0・12]

【C】その年の天皇賞(春)で1・2番人気=[1・2・7・10]

【D】前走、秋のG1優勝の3歳牡馬=[5・0・2・2]

【E】菊花賞2着の実績を持つ有馬記念初出走馬=[0・3・0・9]

【F】クリストフ・ルメール騎乗馬=[2・5・2・5]

【G】母か兄弟姉妹が芝のG1馬=[4・5・8・24]

 いずれかに該当した馬は[15・15・15・51]で、7層すべてスルーした馬は[0・0・0・140]で馬券圏内ゼロ。

 今年の出走馬をこのフィルターにかけてみます。
【A】アーバンシック ダノンデサイル

【B】ダノンデサイル

【C】該当馬なし

【D】アーバンシック

【E】該当馬なし

【F】アーバンシック

【G】シャフリヤール

 今年の抽出馬は、(1)ダノンデサイル、(3)アーバンシック、(16)シャフリヤールの3頭のみ(※Aは(1)(3)いずれかで、ほぼ確実と予想)。

 3頭の中で最も人気薄で、大外枠に入ってさらに人気が低下しそうな(16)シャフリヤールの成績は、一見するとムラのあるように見えますが、C・デムーロ騎乗の2400メートル以上のレースだけを抜き出すと、印象は変わります。

22年ドバイシーマC=1着

22年ジャパンカップ=2着

23年ドバイシーマC=5着

23年BCターフ=3着

24年ドバイシーマ=2着

24年BCターフ=3着

 すべて国内外のG1でほとんど崩れていません。また、この成績から外国馬を抜くと、1・2・2・1・1・2位となり、日本馬には負けたとしても1頭の先着しか許していないことになります。有馬記念には外国馬の出走はありませんからね。
 
 今年の馬券は、◎(16)シャフリヤールに託します。

<結論>
[単勝]
(16)

[ワイド流し]
軸(16)→相手全通り14点

[3連単BOX]
(1)(3)(16)6点

[3連複フォーメーション]
1頭目(1)(3)(16)→2頭目(1)(3)(16)→3頭目全通り37点 (漫画原作者)

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