【有馬記念】シャフリヤール 鼻差及ばず2着 大外枠から底力発揮に藤原師「100点の競馬」

2024年12月23日 05:18

有馬記念を制したレガレイラ(奥)と2着のシャフリヤール(撮影・五島佑一郎)

 3年前のダービー馬が底力を発揮した。6歳シャフリヤールは道中外めの中団を追走。4角手前からスパートし、直線ではレガレイラと火の出るような追い比べ。わずかに鼻差及ばなかったが、10番人気の低評価を覆す激走で場内ファンを沸かせた。前走BCターフ(3着)に続き手綱を握ったC・デムーロは「道中はリラックスしてリズム良く運べた。最後はレガレイラとの叩き合いになったが、最後の100メートルあたりで苦しくなってモタれる部分があった」。そう振り返った上で「それでもトップレベルの状態だった。参戦できて光栄です」と満足の表情を浮かべた。

 不利とされる大外枠を克服。藤原師は「16番はきつかったけど100点の競馬。大したもんだね」と愛馬を称賛。続けて「まだ若さがあるし成熟もしてきた。馬が上がっているよ」とさらなるパワーアップを実感。明け7歳となるが、今後の去就について師は「決まったらお伝えしたい」と語るにとどめた。

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