【浦和競馬 スポニチ杯ゴールドC】アウストロ重賞初制覇 秋元耕成は22年ぶり、益田以来の重賞V

2024年12月24日 20:01

逃げ粘るエンテレケイアを捉え、ゴールドカップを制したアウストロ(中央)

 スポーツニッポン杯「第62回ゴールドカップ」が24日、浦和競馬11Rで行われた。5番人気アウストロが差し切り、重賞初挑戦でタイトルをモノにした。鞍上の秋元耕成(44)は02年1月に益田で行われた日本海特別(ニホンカイマリノ)以来22年ぶりの重賞制覇となった。

 スタートから促して前の位置を取りにいくと1角では外に持ち出して4番手を確保。3番手のスマイルウィをマークする形で流れに乗った。ペースの上がった3角で早くもステッキが入ったが大外を勢い良く回す。直線は右ステッキ連打。ゴール前でエンテレケイアを首差かわしてVゴールに飛び込んだ。

 競馬場の廃止に伴い益田→上山→浦和と渡り歩いた秋元にとっては念願の南関東でのタイトル奪取。まだ実感が湧かないといった表情でお立ち台に立つと「うれしいです。ああ、やったな~という感じ。馬に助けられた」。ファンから声援を浴びた。

 次走は「馬の様子を見てからオーナーと相談する」(小沢師)としたが、年を越して5歳を迎えるこの馬の前途は洋々。連勝街道を突き進んでいく。

 ◇アウストロ 父ダノンレジェンド 母キーチケット(母の父ダンカーク) 牡4歳 浦和・小沢宏次厩舎 馬主・迎徹氏 生産者・北海道浦河町の鵜木唯義氏 戦績16戦9勝 総獲得賞金6298万5000円。

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