【大井9R・東京大賞典】フォーエバーヤング貫禄の走り!
2024年12月29日 05:00 東京大賞典は粒ぞろい3歳世代の頂点に立つフォーエバーヤングで勝負する。今回と同じ大井2000メートルの前々走・ジャパンダートクラシックを正攻法で勝利。勝ち時計2分4秒1はタフな白い砂に入れ替わった昨年10月末以降での最高タイム。東京大賞典や帝王賞よりも速い。海外の走りを持ち出すまでもなく、この一戦だけで同馬の傑出度がうかがえる。
負かした馬の活躍も見逃せない。2着ミッキーファイトが19日に行われた名古屋大賞典を制覇。重量差があったとはいえ、右回りの中距離戦なら国内トップクラスのノットゥルノを競り落としたことは高く評価できる。1秒2差の3着馬サンライズジパングはG1チャンピオンズCの前哨戦・みやこSを勝ち、本番は0秒5差の6着。内に入れず終始、外を回らされるロスを考えれば悪い内容ではなかった。仮にフォーエバーヤングがチャンピオンズCに出走していたら楽勝していた計算だ。それ以外にも牝馬のガビーズシスターが8日のカペラSで重賞V。中央ダート3勝クラスでも3歳馬が続々と勝ち名乗りを上げており、世代のレベルの高さは本物。最後は絶対的エースの◎が貫禄の走りを披露する。
相手も3歳馬ラムジェット。前走は中団から向正面で動くも捲り切れず、外に浮かされる典型的な大敗パターン。それで4着なら悲観する必要はない。直線までじっくり脚をためれば巻き返し可能だ。
▼キングオブザナイル(安部師)馬の状態は一番いい。ただメンバーは強いし、距離も長いような…。室君は初騎乗だけど、うちの馬に何度か乗ってもらっているし癖のない馬なので。レース前に話をする。
▼ウィルソンテソーロ(高木師)(転厩初戦で)比較はできないが、体調は良さそう。気持ちは勝ち気だが、2歳の頃よりはだいぶ良くなっている。気性面などは成長しているし、問題はない。
▼ラムジェット(佐々木師)チャンピオンズCは(右前肢の)挫石で使えなかったが、体調そのものはいい。完治して思惑通りに調整できている。だいぶ競馬を覚えてきているし、成長力がある。大人の体になってきた。
▼フォーエバーヤング(矢作師)追い切るごとに良くなっている。メンタルはもちろん、体が強くなって背も伸びたし、体重も増えた。(出来は)8割くらいまで来た。相手も強いですし、今の状態でどこまでやれるか。日本で負けたらいけないでしょう。
▼デルマソトガケ(音無師)状態は良さそう。この前はテンに行きすぎた。前に行った馬には厳しい展開だったので。ブリンカーを着けるのもいいかなと思ったが、逆に出た感じだった。
▼サヨノネイチヤ(坂井師)前走は南部杯を使った効果が見られる内容だったが、勝った相手が強かった。この中間も順調。状態は凄くいいので相手は強いが楽しみ。
▼グランブリッジ(新谷師)1週前追い切りは併せ馬で余力残し。この馬らしいスイッチが入ってきた。2週連続でジョッキー(松山)が乗って動きも良かった。この馬は千八より二千の方が力を発揮できる。今回の方が歩様がスムーズで、動きもシャープになってきた。大井は大好きな競馬場の一つなので。
▼グランデマーレ(高岩師)追い切りの動きも良かったし、転入初戦を使われて状態は上がっている。ただ、ここは相手がそろったね。
▼クラウンプライド(新谷師)(最終追いは)中3週なので体調を整える感じ。中央ではスピードで劣るけど地方では大きく崩れたことがない。持久力はいいものを持っているので、時計がかかる馬場なら。大井なら、より力を発揮できると思う。
▼ウシュバテソーロ(高木師)昨年と同じローテーション。先週、日曜にびっしりやっているので今週はサラッとやった。ブリンカーを着けても折り合っているし態勢は整った。
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