フォーエバーヤング、東京大賞典から一夜明けリラックス「びっくりするぐらい無傷」

2024年12月30日 09:37

厩舎で静養するフォーエバーヤング

 東京大賞典を制したフォーエバーヤング(牡3=矢作、父リアルスティール)は激闘から一夜明けた30日、厩舎で静養した。

 午前0時30分に栗東トレセンに到着。渋田助手は「ダートで激しい競馬になると普通は擦り傷とかがあるけど、びっくりするぐらい無傷。体も健康だし、順調に回復していくと思います」と報告した。

 レース当日を「(大井競馬場の)馬房に入ってからは戦闘モードに入って、体を触らせなかった。鬼のようでした」と振り返り、「あれだけお客さんが来てくれて、しかも圧倒的な人気に応えてくれた。担当者として誇りに思うしありがたい。厩舎として中央のリーディングを取れて、大井で最後も飾れて、いい1年の締めくくりになりました」と勝利を喜んだ。

 レース直後はニンジンしか食べず、「輸送車のモニターで見ていても、国内戦では初めて疲れた様子を見せていました。こういうことはケンタッキーダービー以来」と明かす。ただし、「(1時間後の)午後6時半ごろからちゃんと食べ始めて、最後は完璧に食べていました」とすぐに元気を取り戻したという。

 チームが掲げる“世界一”の目標に向け、まずは国内統一を果たした新王者。「世界一をずっと目指しているけど今年は叶わなかった。またチャレンジしていきたい」。

 来年こそ海外の猛者を蹴散らし、真のダート王に君臨してくれるはずだ。

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