大江原比呂が引退…20歳デビューも1年足らずで決断 JRA女性騎手5人に

2025年2月2日 05:10

20歳での騎手引退を決断した大江原比呂

 JRAは1日、大江原比呂(20、武市)から騎手免許の取消申請があり、同日付で騎手免許を取り消したと発表した。大江原比は昨年3月2日、中山1Rでデビュー。6月9日の東京4Rで初勝利を挙げた。12月1日朝の調教中に右手小指を負傷。同日の中山競馬の騎乗をキャンセルし、休養していた。JRA通算198戦4勝。JRA所属の女性騎手は古川奈穂、永島まなみ、今村聖奈、河原田菜々、小林美駒の5人となった。

 祖父は元騎手で元調教師の哲さん、父は蛯名正厩舎の勝助手という競馬一家で育った大江原比。昨年は10月5日の東京で体重の調整ができず脱水症を発症するなど体重のコントロールで苦労していた。武市師は「体重というよりは、本人が勝負の世界でやっていくのが厳しかったというのが本音です。馬主さんや他の調教師がいる中で中途半端になるのは失礼なので、ここで身を引いて第二の人生を歩んでみたいという話だった。もし助手でやるならうちの所属で、という話もしたが違う世界を見てみたいということで」と説明。「残念だけどまだ20歳ですし、全然恥ずかしいことじゃない。新たなことで頑張ってくれれば」とエールを送っていた。

特集

2025年2月2日のニュース