的場文男 競馬ファンへの思い「いっぱいファンが来るとうれしかった」

2025年2月18日 04:40

記者会見に臨む的場文男

 3月31日付で現役を引退する国内最多勝利騎手で地方競馬歴代最多7424勝を挙げた的場文男騎手(68)が17日、大井競馬場で会見を行った。「帝王賞も東京大賞典も勝った。騎手には未練はない」ときっぱり言い切って現役を振り返った。騎手生活51年5カ月を自らの言葉で締めくくって、ステッキを置いた。

 【的場に聞く】
 ――ファンへの思い。
 「ファンあっての競馬。いっぱいファンが来るとうれしい。コロナの時期は無観客で精いっぱい頑張ったが、ガッツがでなかった」

 ――東京ダービーを勝てなかった(2着10回)ことについて、一番悔しかったレースは。
 「2着のレースではないがブルーファミリー(93年5着)。ゲートに癖がある馬で外枠希望を出していたが、(当時は2400メートルで実施で)3コーナーのカーブがある大外枠は本当に不利だった。真ん中くらいだったら勝っていた」

 ――勝負服への思い。
 「小暮(嘉久)先生が決めてくれたデザインを、凄く気に入っている。騎手学校時代に決めたデザインとたまたま同じだった。奇跡みたいな偶然だった」

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