【佐賀・第13回佐賀皐月賞】4日発走 ムーンオブザエース重賞連覇に期待! 予想印を公開
2025年5月3日 12:00 佐賀競馬の今週日曜日のメインレース「デイリースポーツ杯 JBC協会協賛 第13回佐賀皐月賞(カリフォルニアクローム賞)」(距離1800メートル/1着賞金800万円)は4日7R(18時15分発走)に行われる。3歳3冠路線の第1戦で上位2着までに九州優駿栄城賞(6月1日)の優先出走権が与えられる。今年は牡馬3頭、セン馬1頭、牝馬8頭と多士済々なメンバーが集まり激戦ムード。豊富なキャリアを誇るムーンオブザエース(3歳=土井)が混戦を断つ。
◎⑫ムーンオブザエース(土井厩舎) 昨年5月のデビューからコンスタントに使われて10戦が経過した。ここまで馬券圏外なしと馬場、距離を問わず安定して力を出し切れるのが強み。初の古馬との対戦となった前走の「佐賀桜花賞」は3着に敗れたものの、悲観する内容ではなかったし、「1カ月間隔のローテで使いたい」という土井師の思惑通りの前哨戦だった。今回は大外枠からの勝負となるが好位から動ける機動力があり、枠は苦にしないだろう。むしろ揉まれる可能性が低くなった分、レースは組み立てやすいはず。2月「飛燕賞」に続く重賞制覇に期待だ。
◯④ハクアイアシスト(東厩舎) 今年1月の「佐賀若駒賞」で牡馬を一蹴して重賞初制覇。デビューから10戦して掲示板外は1回と確実に脚は使うタイプだ。前走の「ル・プランタン賞」は、4角3番手から遠征勢を追ったものの、直線で突き放されての4着。勝ちに行った分、直線は末脚が甘くなった。それでも中距離路線で崩れずに力を見せてきたのは大きな強み。当レース4勝を誇る名手・山口勲を背に頂点を目指す。
▲⑨ミトノドリーム(平山厩舎) 昨年6月、2着に1秒1の大差をつける圧勝デビュー。持ち前のスピードを武器に9月「九州ジュニア」、11月「ネクストスター佐賀」と重賞を連勝した。年明け初戦となった3月「ネクストスター西日本」では強力な遠征馬が揃う中、2番人気に支持されたが、好位からズルズルと後退し、6着に敗れた。持っている能力は世代でも屈指。ここまで1400メートルまでの経験しかなく一気の距離延長と楽な条件ではないが、それを乗り越えられる素質の持ち主だ。
☆⑦プレミアムカインド(山田徹厩舎) 2歳時は身体をうまく使い切れないシーンが目立っていたが、使いつつ確実に良化。1月の「花吹雪賞」では3角から猛然と捲りを仕掛けて直線は断然人気のハクアイアシストとの一騎打ちを制し、重賞初制覇を飾った。3カ月ぶりのレースとなった前走の「ル・プランタン賞」は捲り切れず5着としたが、悪い内容ではなかった。前走は休み明け初戦でマイナス12キロと馬体重の増減が激しいタイプだけに、直前気配には注目したい。
△⑥アオイノユメ(山田徹厩舎) 白星は2歳時の条件戦1勝のみだが、キャリアを重ねながら着実に力をつけてきた。前走の「ル・プランタン賞」は直線で猛然と追い込んで、地元勢最先着の3着と健闘。7番人気の低評価に反発した。追い込みの脚質で展開に左右される面はあるが、上がりが使えるタイプで消耗戦は歓迎。鞍上は前走に続いて船橋の澤田龍哉を起用。直線の末脚比べになれば大駆けがあっていい。