アンライバルド死す…09年皐月賞で友道師初のクラシック制覇「思い出深い馬」

2025年5月11日 05:10

アンライバルド

 JRAは10日、09年皐月賞を制したアンライバルド(牡、父ネオユニヴァース)が9日に死んだことを発表した。19歳だった。現役引退後は北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬として供用されていた。サラブレッドブリーダーズクラブによると9日、午後2時ごろに脚を滑らせて転倒。右後肢を骨折して予後不良と診断され、安楽死の処置が施された。現役時代に管理した友道師は「伝説の新馬戦(08年10月26日)から始まり、(皐月賞で)初めてクラシックを勝たせてもらった。ダービー(12着)は1番人気で負けましたけど、この馬の経験があって(厩舎の)ダービー3勝があると思っています。思い出深い馬です」と愛馬の死を悼んだ。

 3歳時だった09年に若駒S、スプリングS、皐月賞と3連勝でクラシック制覇。11年5月の金鯱賞5着を最後に引退、通算成績は10戦4勝、総獲得賞金は2億3247万9000円。種牡馬としては16年ファルコンSを制したトウショウドラフタを出した。

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