【日本ダービー】綱本将也氏 V濃厚クロワデュノールとレディネスで祝杯“準備完了”

2025年6月1日 05:30

【画像・写真1枚目】【日本ダービー】綱本将也氏 V濃厚クロワデュノールとレディネスで祝杯“準備完了”

 枕戈待旦(ちんかたいたん)とは、いつでも戦えるように準備を怠らないという意味の四字熟語ですが、大きな穴をあける準備が完了している惑星馬が、その時を待っています。

 1990年以降、皐月賞で単勝オッズ2.1倍以下に支持され、東京優駿にも出走した馬は8頭いましたが、唯一の乗り替わりだったサートゥルナーリアを除く7頭は、すべて優勝していました。皐月賞で単勝1.5倍にまで支持された(13)クロワデュノールは、北村友一騎手の継続騎乗ですから優勝濃厚でしょう。

 ◎(13)クロワデュノールが優勝するということは、皐月賞2着馬が優勝するとも言い換えられますが、90年以降の皐月賞2着馬が優勝した4回の2、3着馬8頭の内訳は、皐月賞1着馬と3着馬がそれぞれ3頭ずつ。2着馬が優勝しているわけですから、その前後でしのぎを削った馬が強いというのは、実に得心がいくDATAです。

 今年は、1着(7)ミュージアムマイル、3着(17)マスカレードボールが該当します。

 それ以外の2頭は、皐月賞後の東京コースのトライアルレースで出走権を獲得していましたが、2着馬と接戦できず勝負付けが終わった皐月賞組ではなく、別路線組が台頭するのも、これまた実に腑(ふ)に落ちるDATAです。

 青葉賞2着(16)ファイアンクランツ、プリンシパルS1着(5)レディネスが該当します。

 特に注目したいのが(5)レディネスです。

 まずは、98年以降、プリンシパルSで出走権を獲得し、東京優駿で馬券圏内に食い込んだ4頭を挙げてみます。

98年3着ダイワスペリアー
 =15番人気/単勝182.6倍/複勝16.8倍
02年3着マチカネアカツキ
 =6番人気/単勝16.7倍/複勝3.1倍
09年3着アントニオバローズ
 =8番人気/単勝23.3倍/複勝6.2倍
18年3着コズミックフォース
 =16番人気/単勝223.7倍/複勝36.4倍

 かなりの大穴馬も含まれた4頭ですが、この4回の優勝馬も並べてみましょう。

98年スペシャルウィーク
02年タニノギムレット
09年ロジユニヴァース
18年ワグネリアン

 実はこの4頭、全て皐月賞で1番人気に支持されるも敗れ、東京優駿で巻き返して優勝した馬でした。

 皐月賞を1番人気で2着に負けた◎(13)クロワデュノールが優勝するなら、レディネスの好走確率も非常に高くなります。

 レディネスとは、覚悟、準備完了という意味ですが、ワイド(5)-(13)をがっちりと押さえておくのと、祝杯を挙げるためのチンカチンカに冷やしたビールの準備だけは怠らないようにしておきます。

<結論>
[馬単1着流し]1着(13)→2着(5)(7)(16)(17)4点
[3連単1着流し]1着(13)→相手(5)(7)(16)(17)12点
[ワイド](5)-(13) (漫画原作者)

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