【園田競馬11R 兵庫優駿】オケマル 8馬身差の圧勝 7戦無敗で兵庫3歳2冠達成 単勝は“元返し”

2025年6月26日 19:46

兵庫優駿を制したオケマル(左端)

 園田競馬「第26回兵庫優駿」は26日、第11Rの1870メートル戦で争われ、単勝1.0倍の“元返し”という断然の1番人気に支持されたオケマル(牡3=盛本信、父ニューイヤーズデイ)が下原理(47)の手綱に導かれて、早め先頭から優勝。デビューから7連勝で無敗の兵庫優駿馬が誕生した。2着は2番人気のベラジオドリーム。3着には3番人気のキミノハートが入った。

 まさに圧巻の走りだった。オケマルが無敗のまま菊水賞に続いて兵庫3歳3冠の2冠目を奪取した。戦前からオケマル一色ムードだったが、これほどまでに強いとは…。文句なしの内容で、次元の違う走りを披露した。鞍上の下原も「道中は安心して乗っている感じでした。ペースが思った以上に遅かったので、早めに動いても大丈夫だと思いました」と愛馬に全幅の信頼を置いてのレース運び。3角手前で先頭へ立って、最後はベラジオドリームに8馬身差をつけての圧勝劇だった。

 管理する盛本信師は初の優駿トレーナーの称号を手にし、安堵(あんど)の表情を浮かべた。「プレッシャーがあったので、とにかくホッとしました。いつものオケマルの競馬ができたかなと思います」と期待に応えた愛馬をたたえた。

 3冠に向けて残す関門は園田オータムトロフィー(10月9日、園田1700メートル)のみ。「直行で目指していきます」と指揮官。もはや地元では敵なし。ひと夏を越して、さらに成長した姿を見せてくれる可能性は高い。怪物・オケマルの進化が楽しみだ。

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