【キーンランドC】北海道連戦組の4歳牝馬フィオライア

2025年8月19日 05:16

キーンランドC年齢別成績

 今週はサマースプリントシリーズ第5戦「第20回キーンランドC」を取り上げる。1着馬にG1スプリンターズS(9月28日、中山)の優先出走権が与えられる一戦。今年は3歳マイル王者など好メンバーがそろった。過去10年の傾向を分析し、データ班が勝ち馬を導き出す。

 【ステップ】注目したいのは過去10年で5勝の北海道連戦組だ。函館スプリントS組が【2・2・3・30】。(今年は該当馬が不在)。オープン特別のUHB賞組は【2・3・1・41】。20年には同組の4歳牝馬エイティーンガールが重賞初制覇を飾っている。

 【性齢】「夏は牝馬」の格言通り、牝馬の活躍が目立つ。牡馬・セン馬の【4・6・5・82】に対して、牝馬は【6・4・5・42】。昨年こそ牡馬が1~3着を独占したが、牝馬の勝率(10・5%)や連対率(17・5%)を見れば疑う必要はない。年齢別勝利数は4勝で5歳(勝率8・2%)が首位。3勝の4歳(同率8・8%)が続き、この2世代が中心と考えていい=別表。6歳から勝ち馬は出ておらず、【0・1・1・20】。7歳以上は17年に12番人気で激走した9歳馬エポワスだけ。3歳馬は2勝で16年ブランボヌール、21年レイハリア。いずれも牝馬だった。

 【前走距離】馬券圏内の30頭中22頭が同1200メートル戦組。【7・9・6・99】と信頼は揺るがない。1600メートル組【2・1・2・8】とサンプルは少ないが好走率は高い。アタマにはスプリント組を優先的にチョイスしたい。

 【結論】ここで狙いたい一頭は4歳牝馬フィオライア。前走UHB賞を逃げ切ってオープン初勝利と勢いも十分。札幌2勝の洋芝巧者が、得意舞台で重賞初タイトルを狙う。穴党には同じくUHB賞(16着)からの巻き返しを図る5歳牝馬ツインクルトーズを推しておく。こちらも洋芝巧者で札幌では【1・2・0・1】と侮れない存在だ。

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