【盛岡10R・ジュニアグランプリ】セイクリスティーナ末脚さく裂!

2025年8月19日 09:30

若鮎賞を勝った岩手セイクリスティーナの末脚に期待(岩手県競馬組合提供)

 過去10年で道営勢が7勝を挙げる2歳芝重賞。しかし先行馬がそろった今年は地元岩手(8)セイクリスティーナの切れ味に期待したい。流れが向いたとはいえトライアルの若鮎賞が大外枠も苦にせず鮮やかな差し切り。道営3頭は先行気配を漂わせており、これに岩手勢が絡むようなら流れは速くなりそう。展開も味方にして、再度末脚がさく裂する。

 強敵はもちろん道営勢。中でもクラウニングカップを送り出す田中淳師は当レース3連覇中。1700メートル戦で3戦3連対と好走を続けておりマイル戦は不問。田中淳師は「過去3年の勝ち馬と比べても力は見劣らない」と語っており、同一重賞4連覇を狙う。ブルーメンガルテンもデビューから4戦オール連対と好調そのもの。吉原が先行力を生かした騎乗でV争いへ。地元の高橋悠を起用したベイビーザロックも侮れない。

 ▼ナッツナッツ(桜田樹師)まだ子供っぽいところがある馬。マイルまでなら距離は問題ないと思う。走りっぷりからは芝をこなせればという感じかな。

 ▼クラウニングカップ(田中淳師)一走ごとに状態は良くなっている。ソラを使ったりと道中で真面目さを欠くのが心配だが、同じ道営馬が前で競馬をするだろうし、目標にしてレースできれば結果が出ると思う。

 ▼レヨンドルミエール(伊藤忍師)オーナーの意向で出走する。血統的には合いそうだし、それなりの走りを見せれば先が楽しみ。

 ▼インフェルレーヴ(小林俊師)大外枠の前走は度外視していいよ。相手は強くなるけど、この枠なら状態は維持しているし前々走以上の成績を期待している。

 ▼ジュエルレジーナ(飯田弘師)前々走の若鮎賞(8着)は外枠で位置を取りにいったため失速した。前走のように末脚勝負なら流れ次第で出番があるかも。

 ▼ベネフィシオス(飯田弘師)ダートで結果が出ないので芝を使ってみるが、芝だった前々走の走りから強気には…。

 ▼イタズラベガ(菅原勲師)調子は悪くないし、このメンバー相手でも上位を争えないかな。

 ▼セイクリスティーナ(佐々木由師)前走の状態は維持している。今回はレベルの高い道営馬がいるけど、芝で勝っている強みを生かせればと思う。岩手勢には負けたくないね。

 ▼ラブコラージェン(菅原勲師)ここ2走の走りから、この馬にとってマイルの距離は長い感じだね。

 ▼ベイビーザロック(小野望師)ストライドから芝を使いたいと思っていた。ズルいところがあって前に馬を置かないと走らないタイプ。前に行く道営勢を目標に競馬をさせたい。

 ▼ユウユウロゼッタ(飯田弘師)ワンペースで走る馬。2度目の芝マイル戦で前回の経験を生かせれば。

 ▼ブルーメンガルテン(角川師)芝を走らせたいと思っていた。中間は坂路で好時計を出しており状態もいい。初輸送、初の左回り、初芝に対応できるかは走ってみてだね。

 ▼トゥーナスタディ(斎藤雄師)前走を勝って状態はさらに良くなっている。ただ大外枠に入ったのはちょっと気になるね。

特集

2025年8月19日のニュース