【ジャパンC】カランダガン“運気”上昇中 おみじく「大吉」にロベル助手は笑顔
2025年11月27日 05:30 東京競馬場で調整を続ける外国馬カランダガンの“運気”が上がってきた。26日は帯同馬ルノマドを前にして、ダートコースを左回りでキャンター1周半。リラックスしてバネの利いたストライドで周回した。
管理するグラファール師も視察に訪れた。騎乗したロベル助手は「とても良かった。レースに向けて少し緊張感を高めながら、前日よりも少し強めに走りました」と穏やかな表情。続けて「調教師は“久しぶりに見たけど、とても美しく素晴らしい。動きもとても柔らかい”と話していました」と都合で早く引き揚げた指揮官の言葉を代弁した。27日に決戦舞台の芝コースで最終追いを行う予定だ。
現在、ロンジンワールドベストレースホースランキングでは「130」で単独首位。同馬と同じグラファール厩舎&オーナーのアガ・カーンスタッズのダリズは今秋の凱旋門賞V。2頭の比較の確信質問?が飛ぶと同助手は笑った。「その質問はよくされるんです。カランダガンは(同2位のオンブズマンを破って)英チャンピオンSを勝ちました。だからダリズより全然上!それが私たち共通の評価。カランダガンは2000メートルも2400メートルもこなせますから」と胸を張った。
来日後に吉兆もあった。同助手が24日に競馬場近くの大國魂神社でおみじくを引くと、何と第18番の「大吉」が出た!!くじを誇らしげそうに見せながら「カランダガンの勝利を願って引いたら、1回目で出たんだ。大切に取っておくよ」と笑顔で結んだ。愛馬も順風満帆なら、陣営の運気も急上昇。05年アルカセット以来、20年ぶりの外国馬Vの機運が高まってきた。

