【ケンタッキーダービー】陣営のひと言
2026年5月2日 05:26 米国競馬の祭典「第152回ケンタッキーダービー」は日本時間3日朝にゲートイン。各地区の前哨戦の勝ち馬が注目される中、負けたメンバーは本番で逆転のチャンスをうかがう。UAEダービーの勝利で米国行きの道を切り開いたワンダーディーン、出走馬選定シリーズの日本ラウンドを勝ち上がったダノンバーボンが日本調教馬初勝利の偉業に挑む。晴れ舞台にたどり着いた20頭による大一番。「スポーツの中で最も偉大な2分間」と称されるビッグイベントを楽しもう。JRAは2日午前7時から馬券を発売する。
(1)レネゲイド(プレッチャー師)前走は最初のコーナーで後手に回ったように見えたけど、そこからスムーズな競馬。イラッド(オルティスJr.)が力を引き出してくれた。ここも楽しみ。
(2)アルバス(R・モット師)前走は道中いいリズムで運び、スペースさえあれば突き抜けるんじゃないかと思った。直線、抜け出してから気を抜くような面を見せたのは未熟な点ではあるけど、まだ4戦目だったから。その中で勝てたことが素晴らしい。前走後、順調に乗り出せたし、動き自体もいい。内枠の分、ごちゃついたりしても、それを乗り越えるだけの能力が備わっている。
(3)イントレピド(ガリンド助手)先週土曜は軽く体を動かし、日曜にジョッキー(ベリオス)に乗ってもらって追い切った。元気にしているよ。このままフレッシュな状態で送り出したい。
(4)リトマステスト(バファート師)2走前に乗ってもらったプラによると「前に馬がいた方がいい」とのこと。それで前走はブリンカーを外し、控える競馬を試みたけど少し後ろからになり過ぎた。置かれず付いていって気分良く走ってくれたら。
(5)ライトトゥパーティー(マクピーク師)前走は初の2ターンで負けたけど、これから経験を積んでいかないといけない段階だからね。扱いやすいタイプで状態は申し分ない。チャーチルダウンズの馬場にもうまく対応しているように見える。全て順調だよ。
(6)コマンドメント(コックス師)一戦ごとに成長し、稽古の動きは素晴らしい。少しずつ距離を延ばしながら使ってきて、うまく対応している。調子の波がなく、仕上げに手間取らない。距離は1400メートルだったけど昨秋にチャーチルダウンズで勝ち、コース適性を示している。
(7)ダノンバーボン(大下助手)過去に勝ち馬が多く出ている枠だし内すぎず外すぎず、ラッキーセブンでいい枠を引いたのかなと思います。追い切りは栗東でしっかりやってきたので火曜は調整程度の内容だったけど手前の変換など、いろいろな部分でちゃんと動けていました。やり過ぎず最後、少しだけ気合を入れたくらいで、ちょうどいい動きだったと思います。
(8)ソーハッピー(スミス)前走は本当に調子が良さそうで、競馬に臨む準備ができていると感じた。枠も良かったね。ぎりぎり勝ったわけではなく、最後は突き放した。あの勝ちっぷりなら距離は1F延びても問題ない。前走後も元気いっぱい。ケンタッキーダービーは誰もが出たいと思うレース。当日が楽しみ。
(9)ザプーマ(デルガドJr.助手)ステップとしてはブルーグラスSという選択肢もあったけど輸送やケンタッキーダービーまでの間隔を考慮し、フロリダダービーへ。負けたけど内容は良かった。うるさくなったりしないし、扱いやすいタイプ。チャーチルダウンズに来てから短期間で多くの経験を積んだし、環境を気に入っているようで日を追うごとに調子は上がっている。
(10)ワンダーディーン(中野助手)先週金曜の追い切りの感触はUAEダービーの1週前に行った追い切りと似ていました。非常に状態が良く、ベストのパフォーマンスを発揮できると思います。枠も希望していたところ。テンからのスピードがあまりないので米国馬に置いていかれることも想定し、真ん中くらいがいいなと思っていたんです。ど真ん中を引けたので、いろんなプランを立てられる。
(11)インクレディボルト(J・トーレス)同じ厩舎のアルバスにも乗りたかったけどライリー(モット師)と話し合って決めた。選んだのはチャーチルダウンズで2回、走っている点を重視したのと接している時間が長かったのもある。馬は以前より少し大人になったかな。自信に満ちあふれている。前走は道中の手応えが良く、進路ができるのを待って、そこからいい脚を使ってくれた。追い切りは気分良く走らせて、いい動き。
(12)チーフワラビー(アルバラード)元々、馬を見るのが好きなようで、そこで少し気を取られるところがあったけど先週月曜の追い切りはブリンカーを着けて効果を確かめたら100%集中して走れていた。力強く、素晴らしい動き。デビューが遅れたけど成熟しつつあり、追いついてきたように思う。距離は1F延びても問題なさそう。
(14)ポテンテ(バファート師)サンタアニタダービーは本当に厳しいレースになった。ゲートが良くて前に行ったけど他馬と併走し、プレッシャーをかけられた形。大型馬なので使っていった方がいい。いい感じに追い切りをやれて今、調子が良さそう。スタートを決めて、いい位置でリズム良く走れたら。
(15)エマージングマーケット(ブラウン師)昨年7月は切り傷を負って2週間ほど調教をやれない時期があり、それで秋に備えたけど今度は肺炎にかかった。期待していただけに悔しかったね。私が2ターンの競馬でデビューさせることはあまりないけど、いきなり勝ってくれた。わずかキャリア2戦でこのレースに挑むのは軽い気持ちでできることではないけど、この馬なら…と思える。チャーチルダウンズに来てからも馬は良く見える。できれば他馬に前で引っ張ってもらって走りやすいペースになってほしい。
(16)パブロヴィアン(マルドナード)調教で目立つタイプではないけど日曜の追い切りは素晴らしい動き。(ケンタッキーダービー初騎乗について)ジョッキーなら誰もが夢見るもの。枠順には満足している。特に作戦はなく、いい位置を取ってスムーズな競馬をすることが大事。無事、最初のコーナーを通過できれば、それからポジショニングや動くタイミングを考える。
(17)シックススピード(キャノン)ドバイからの長距離輸送が負担になるのは言うまでもないけど調教で乗っている感じはエネルギーに満ちあふれているし、日に日に調子が上がっているのが伝わってくる。遠征を苦にしないんだろうね。追い切りは速すぎず遅すぎず、ちょうどいい感じにやれた。元気だし、準備万全。ブライアン(ヘルナンデスJr.)なら道中リラックスさせて、うまく乗ると思うよ。
(18)ファーザーアドゥ(コックス師)前走は中間、馬が良くなっていると感じたし、期待していた。その通り、素晴らしい内容で勝利。能力が高い。稽古はよく動けている。
(19)ゴールデンテンポ(ドゥヴォー師)デビュー当初はなかなか調子が上がってこなかったけど、この中間、体力的に本当に良くなった。落ち着きがあって穏やかな気性で、いつ何をすべきかを分かっている。環境が変わっても馬は元気。準備は整っている。
(21)グレートホワイト(エニス師)追い切りは満足できる動き。状態は素晴らしい。
(22)オシェリ(ベックマン師)1カ月前は選定ポイント順が30位だったけど、そこから繰り上がりで出走。水曜に1頭(サイレントタクティック)が取り消して、ここ数年の状況を考えると、こういったケース(2頭目の取り消し)もあるのでは…と思っていた。出られなかった時に備えて他のレースも検討していたし、準備はできている。
