【NHKマイルC】ダイヤモンドノットの先行力と持続力が生きる 過去5年で2勝 川田の手綱も信頼
2026年5月9日 05:27 土曜付のG1予想企画「展開王」は数多くある予想ファクターの中から展開面にスポットを当てて、勝ち馬をあぶり出す。先週の天皇賞・春は担当した菊地一の◎クロワデュノールが勝ち切った。3歳マイル王決定戦「第31回NHKマイルC」は田村達人が担当。今開催の馬場傾向を踏まえ、出走メンバーで唯一の重賞2勝ダイヤモンドノットの先行力&持続力が生きるとみた。
まずは馬場傾向。当レースは昨年の勝ち馬パンジャタワーを含め、差し&追い込み馬の活躍が目立つが、今年は違う。今開催の東京芝マイルは4鞍。馬券に絡んだ12頭のうち、4角5番手以内の馬が【3・4・4・10】と11頭を占めた。一方で、7番手以下は【1・0・0・16】と苦戦を強いられ、10番手以下は全て馬券圏外。内ラチ沿いから2頭分までのラインがよく伸びている。
前走で逃げた馬はチャーチルダウンズC2着から参戦する1枠2番のユウファラオだけ。陣営は「理想はハナ。行けるなら行った方がいい」と、五分のスタートなら先手を主張する構え。他に競りかけてくる馬はいない。継続騎乗の松若が前走と同じ入り(前半3F35秒6)でスローペースに持ち込む。それをマークする形で進めるダイヤモンドノット、ロデオドライブ、ローベルクランツ、レザベーションなどの先行勢はリズム重視。すんなり隊列は決まる。
ゆったりした流れ。中盤あたりから動き出しそうな後方勢は数頭いるが、コーナリングで外を回し過ぎると直線で伸びあぐね、我慢しても今開催の馬場なら届かない。いずれにせよ、序盤でポジション取りが後ろの馬は苦しい展開になりそうだ。
本命選びは前で決まった。次は舞台適性。東京マイルの直線距離525・9メートルは新潟外回り(658・7メートル)に次ぎ、全競馬場で2位の長さ。直線半ばから高低差2・1メートルのなだらかな上り坂が待ち受けており、スピードや瞬発力だけでは足りない。総合力の高さが大事で、中でも長くいい脚を使い続けられるスピードの持続力が求められる。
ピッタリな馬がいた。3月ファルコンSの勝ち馬◎ダイヤモンドノットだ。今の馬場に適した先行力に加え、前の位置から上がり3F33秒台を繰り出せるスピードの持続力はいかにも当レース向き。真ん中より少し内めで理想のポジションを取りやすい4枠7番もいい。過去5年で22年ダノンスコーピオン、24年ジャンタルマンタルと2勝を誇る川田がG1初制覇に導く。
