【レパードS】パイロマンサー 力強さUP! 坂路1馬身半追走も1馬身先着「順調に来られた」

2026年8月6日 05:30

坂路を併せ馬で追い切るパイロマンサー(手前)(撮影・中辻 颯太)

 3歳ダート重賞「第18回レパードS」の追い切りが5日、東西トレセンで行われた。25年全日本2歳優駿の勝ち馬で、3月UAEダービー3着以来のパイロマンサーは坂路でしまい重点。以前より力強さを感じさせる走りでパワーアップを印象づけた。サマースプリントシリーズ第4戦「第62回CBC賞」は、昨年の勝ち馬インビンシブルパパが美浦Wコースでラスト1F11秒1と抜群の伸び。自慢のスピードを武器に史上3頭目の当レース連覇に挑む。

 立て直して再出発する。春のUAEダービー3着以来となるパイロマンサーは午前5時の坂路で最終リハ。序盤は先導役クロノスバレット(4歳2勝クラス)を1馬身半、追いかける。中盤から終盤にかけて、馬体をびっしり併せるとグイッとひと伸び。強めの負荷をかけられ、1馬身先着した。時計は4F53秒5~1F12秒7。吉村師は「上がり重点でいい動き。暑い時季も苦手ではなさそうだし、順調に来られている」と明るい表情で切り出した。

 新馬戦から3連勝で全日本2歳優駿を制したキャリアはフォーエバーヤングと同じ。今年初戦に選んだUAEダービーは、中東情勢の緊迫が続く中での遠征だった。「スタッフを含め、半端じゃない思いで行ったので」と振り返る。異国の地でも3歳馬離れしたメンタルの強さでスムーズに調整は進んだ。たった一つの想定外はレース当日。陣営は発走前にメンコを外す申請を出していたが、主催者側の手違いでそのまま発走。スタートから本来の行きっぷりが見られず、初黒星を喫した。「仕方ないところもあるけど、やっぱり悔やんだ。あのような情勢だったので、本当に悔しかった」と心境を明かす。

 帰国後はダーレー・ジャパン岡山で英気を養い、先月11日に栗東入厩。追い切り本数を重ね、少しずつ調子を上げてきた。CWコースの1週前追いはコンビ復活の岩田望が手綱を取り、びっしり追って6F83秒4~1F12秒0をマーク。指揮官は「元々、馬っぷりが良く、馬格に恵まれていたけど(岩田)望来も“でかくなっています”と。以前と比べて、上背が伸びている」と体の成長を伝えた。

 伸び盛りの3歳夏。生まれ持った精神面の強さにダートで大事なパワーも備わった。「派手さはないが、(見た目以上に)強い。ダートで世代上位の力があるのは間違いないので、やっぱり強いんだという姿を見せたい」と力が入る。海外遠征を経て、進化した2歳チャンピオンが能力全開でライバルを蹴散らす。

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