【中京記念】ラヴァンダ 牡馬一蹴 コースレコードV 中村師「理想的」

2026年8月17日 05:26

レースを制した岩田望騎乗のラヴァンダ(撮影・河野 光希)

 重賞でレコード連発!!サマーマイルシリーズ第3戦「第74回中京記念」は、5歳牝馬ラヴァンダが1分31秒1のコースレコードで制した。

 苦手な馬群からVロードを切り開いた。内枠を生かして道中ロスなく運んだラヴァンダが直線外に持ち出しながら鋭伸。16戦連続でタッグを組み、パートナーの素質を高く評価してきた岩田望は「外に出して追い出せばしっかり伸びてくれると信じて乗った」と冷静沈着に振り返る。鞍上はこの勝利が今年のJRA92勝目。前日に勝利数で並んだルメールをかわし、全国リーディング単独首位に躍り出た。

 好発を決めて、道中はインの6番手。夏の中京開催は4週目。コース内側の芝が荒れてきているのは百も承知だが「この枠(2枠3番)なので」と腹をくくって脚をためた。1F11秒台前半のラップが刻まれ続ける消耗戦。脱落する他馬を巧みにパスしながら直線に向く。「馬群は良くない馬。外に持ち出せれば…」の思惑通り、左ムチを2発打ちながら進路を確保。内外からライバルが迫ってくるが、若きホープがほれ込む脚力で完封。走破時計1分31秒1は昨年8月のグローリーリンクの記録を0秒2更新するコースレコードだ。

 見守った中村師は「理想的。広いところに道をつくってくれた」と鞍上に最敬礼。昨年の府中牝馬Sに続く重賞2勝目に「体は男馬ぐらいボリュームがある感じになってきた」と5歳にしてパワーアップの気配さえ漂う。昨秋のマイルCSが16着、今春のヴィクトリアマイルが7着。G1の壁にはね返されている現状だが、岩田望は「ポテンシャルが高い馬。もう一つ上の舞台で何とかいい勝負を…。秋も頑張ってほしい」と諦めていない。逆襲の秋へ、足がかりはつかんだ。今、最も勢いのある男が闘志を燃やしている。

 ラヴァンダ 父シルバーステート 母ゴッドパイレーツ(母の父ベーカバド)21年3月10日生まれ 牝5歳 栗東・中村厩舎所属 馬主・森永聡氏 生産者・北海道新冠町の森永聡氏 戦績21戦4勝(重賞2勝目) 総獲得賞金2億2221万円 馬名の由来はラベンダー(イタリア語)

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