【ローズS】モンローウォーク進撃!無傷4連勝 重賞初制覇で“名牝の道”まっしぐら

2026年9月14日 05:30

ローズSを制したモンローウォーク(撮影・中辻 颯太)  

 東西トライアルで新星誕生だ。「第44回ローズS」は13日、阪神競馬場で行われ、戸崎圭太(46)騎乗の1番人気モンローウォークが道中2番手から抜け出し、無敗4連勝で重賞初制覇。2着エンネ、3着イクシードとともに秋華賞(10月18日、京都)優先出走権を獲得した。また、中山の「第80回セントライト記念」は原優介(26)騎乗の12番人気ジャスティンシカゴが前走1勝クラスから連勝。2着サヴォアフェール、3着アウダーシアとともに菊花賞(10月25日、京都)優先出走権を獲得した。

 名牝への道をまっしぐら。無傷3連勝中のモンローウォークが重賞の壁もあっさり突き破った。直線、馬なりのまま先頭に並びかけ、残り300メートルあたりで追い出すと、ステッキを振るうことなく3馬身突き放してVゴールを駆け抜けた。場内がどよめく完勝劇に昨年8月の新馬戦以来、3走ぶりに手綱を取った戸崎の口ぶりも滑らかだ。「久しぶりに乗りましたけど強い競馬でした。期待していて良かった」とうなずいた。

 これまで通り好発を決めて2番手から。「ハナに行ってもいいかな、という作戦もありました。他の馬の出方次第でしたね」と明かすリズム重視の先行策だ。前半5F58秒9のラップで他馬の手綱が動き出す中でも抜群の手応え。「折り合いがついて仕掛けると、すぐに反応してくれました」という盤石のスパートだった。「(新馬戦で)フットワークやバネがいいなと感じていた中で、夏を越して力をつけているし、成長しています」と賛辞を並べた。

 上村師も「完勝でしょう」と頬を緩めた。馬体重は前走比2キロ減の450キロ。夏に函館で連勝後、栗東に戻して体重が減った中でも初の環境(美浦所属でデビューしたため)に慣れてカイ食いが落ちなかった。「思ったより減らなかった。(440キロ台でも)自信はあったけど、これなら大丈夫かなと思った」と手応えを深めた。レースぶりについても「直線でびっしり追っていないし、余力残しで秋華賞を見据えての競馬。ダメージが残らない乗り方をしてくれた」と満足げだ。

 デビュー4連勝での秋華賞参戦となれば02年ファインモーション、06年カワカミプリンセス、20年デアリングタクト以来、4頭目。過去3頭はいずれも秋華賞を制し、この馬も器が大きい。春のクラシック不出走、北海道で連勝し、その戦歴からファンに“令和のファインモーション”と称され、ローズSの着差も3馬身でぴったり一致した。

 春の実績馬をトライアルで負かし、いざ本番へ。昨年暮れの転厩後、早い段階でG1を意識したという指揮官は「ローカルで勝ってきて、今回は甘くみられていただろうけど」と笑いを誘いつつ「ポテンシャルはやっぱり高い。いい状態で持っていければ」と意気込んだ。底知れない新星が牝馬3冠最終戦の勢力図を塗り替える。

 ◆モンローウォーク 父キズナ 母アンフィトリテ2(母の父セブリング)23年3月10日生まれ 牝3歳 栗東・上村厩舎所属 馬主・エムズレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績4戦4勝(重賞初勝利) 総獲得賞金8810万0000円 馬名の由来はモンローのような歩き方。

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