【米ジョッキークラブゴールドC】フォーエバーヤング 日本調教馬初の海外G1・4勝目「本当に誇らしい」
2026年9月20日 05:25 JRAが馬券発売した米G1「ジョッキークラブゴールドC」が18日(日本時間19日早朝)、ニューヨーク州のベルモントパーク競馬場で行われ、日本から遠征したフォーエバーヤング(牡5=矢作)が2番手から抜け出して楽勝。連覇を狙う大目標のBCクラシック(10月31日、キーンランド)へ、大きく弾みをつけた。日本調教馬初の海外G1・4勝目となり、総獲得賞金は50億円を突破した。
リニューアルオープンしたベルモントパーク競馬場に、日本のスターホースがその名を刻んだ。断然人気に支持されたフォーエバーヤングが直線で堂々と抜け出し、後続を完封。主戦の坂井は新しくなったスタンドに向けて“ナンバーワン”の人さし指を立て、喜びを表現した。「負けられない雰囲気でしたので、まずは無事に勝つことができてほっとしています。久々に緊張しました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
初めて経験する4頭立ての少頭数。スタート直後に内に寄れヒヤッとする場面はあったが、2番手につけるとそこから独壇場。逃げたフィリアスフォッグに早めに並びかけ最終コーナーで先頭へ。直線は右ステッキ2発が入ったが、力強い走りで3馬身1/4差の楽勝。「直線で抜く際は良い反応を見せてくれましたし、負けることはないなと思いました」と振り返り「正直、最後の直線の動きに関してはまだ物足りない」と休み明けで仕上がり途上だったことも口にした。
今年2月のサウジC以来の勝利で海外G1・4勝目。日本調教馬で初の快挙となった。見届けた矢作師は「それも一つの狙いでありましたし、今まで歴史上でもホームで全く走らずアウェーでしか走らないことはあまりなかったと思いますので、海外G1を4勝できたということは本当に誇らしいことですし、馬に感謝しています」と称えた。
23年秋のデビューから3年間で稼いだ賞金は50億円を超えた。この後は00&01年ティズナウ以来、2頭目となるBCクラシック連覇へ挑む。このままベルモントパーク競馬場に滞在して調整を続け、10月20日に舞台となるキーンランドへ移動する予定。指揮官は「今日のパフォーマンスではブリーダーズカップは勝てないので、ここからいかに上げていくか。連覇は簡単なことではないですが、うちの優秀なスタッフ・チームならやってくれると思います」と全幅の信頼を寄せた。
日本のダート王とコンビを組み続ける坂井は「もうアメリカではアウェー感がなく、ゴールして引き揚げてくる時にはフォーエバーヤングの歌が流れていて、ケンタッキーダービーや最初のブリーダーズカップの時のことを考えると、本当に立場が変わったというか、みんなの馬になったなと感じます」と感慨深く語った。来春には種牡馬入りが決まっており、米国でのレースは次が最後。日本のスターホースが集大成の走りを見せつける。
◆フォーエバーヤング 父リアルスティール 母フォエヴァーダーリング(母の父コングラッツ)21年2月24日生まれ 牡5歳 栗東・矢作厩舎所属 馬主・藤田晋氏 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績16戦12勝(重賞11勝目) 総獲得賞金50億2319万6700円 馬名の由来は曲名から。

