ベッラレイあららららら/マーメイドS
2008年6月23日 06:00 ジンクスは生きていた。ここ2年、トップハンデの1番人気馬(ヤマニンシュクル、コスモマーベラス)は着外の8着に沈んでいた。ベッラレイアも馬券に絡むことはできなかった。早めに好位につけるが、直線で伸びる場面はなく5着。秋山が敗因に挙げたのは馬場だ。「ずっとノメっていた。こういう馬場だったし、重量を背負っていたのが最後にこたえてきた」
馬体重にも誤算が生じた。前走・ヴィクトリアマイル時と同じ452キロ。「前走は輸送で思った以上に減った」という平田師にとって、想定外の数字だった。「460キロをちょっと切るくらいじゃないと…。難しいな。とりあえず休養。今度は変わってくるだろう」。師は悪夢を振り払うべく、強い口調で言い切った。秋はエリザベス女王杯(11月16日、京都)が目標。強いベッラレイアに戻れるか。陣営には今夏、重い宿題が課せられた。