(5)ブレイクランアウト

2008年12月21日 06:00

 東京スポーツ杯2歳S2着からの巻き返しを図るブレイクランアウトは「静」に徹した最終調整。角馬場で約1時間かけてじっくりと乗り運動を行った。「予定通り体をほぐして落ち着かせる調整。適度に気合が乗って集中している。いい状態です」と斉藤助手も満足の仕上がりだ。
 前走で騎乗した武豊から「物見をする」とのアドバイスを受け、中間の調整をひと工夫。最終追いは先行させた2頭の間に割って入り、併走させてから抜け出す練習もした。
 木曜計量では448キロと前走から12キロ増えているが「緩めずに稽古を積んでのプラスだし、むしろ成長分」と斉藤助手。「まだまだ成長途上だが、状態に関してはこの秋一番。力を出し切ればいい勝負になると思う」と力強い。落馬骨折で騎乗が危ぶまれた武豊もギリギリで間に合った。追い風を受けてG1タイトルを狙う。

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2008年12月21日のニュース