期待に応える!それがヒーローの定め/有馬記念
2008年12月22日 08:22 G1初挑戦でジャパンCを射止めたスクリーンヒーローは開門直後の午前4時にポリトラックに登場。ヘロン(2歳未出走)の呼吸に合わせながら、直線は内に進路を取って5F69秒7~1F12秒8。手綱を抑えたまま、軽快なフットワークで楽々と併入した。騎乗した高橋助手は「追い切りに乗るのは久しぶりだけど、馬自身がしっかりして大人になってきた。それに硬さもない」と体調の良さを肌で実感している。
矢野進厩舎時代にはヒーローの祖母ダイナアクトレス、アクトレスの子供ステージチャンプにもまたがった高橋助手にとっても愛着の深い血統だ。「アクトレスもチャンプもそう。古馬になってどんどん良くなった。血統的にも奥手なんでしょう。(昨秋のセントライト記念3着後)1年間じっくり休ませて、馬が丈夫になったと思う。競馬にいっての勝負根性が凄いから。ここも頑張ってほしいね」と史上5頭目の同一年のジャパンC&有馬制覇を祈っていた。