池江師「オルフェーヴル本来の走りを見せるのは不可能」
2013年6月14日 06:00【池江師に聞く】
――検査に至った経緯は?
「1週前追い切りに池添騎手がまたがって、動き自体は悪くなく、上々だったんですけどね。息の入りがもうひとつでせきもあったので、検査をしました」
――どんな症状なのか?
「内視鏡で見なければ分からない病気。鼻からの出血は全く見られず、呼吸器に何らかの疾患があるんじゃないか…という疑いがあった。鼻出血ではないので(1カ月出走ができなくなる)制限はない。ただ、オルフェーヴル本来の走りを見せるのは不可能だと判断しました」
――宝塚記念は昨年優勝したレース。
「去年はどこかが悪かったわけじゃなく、コンディションがどん底まで落ちて、そこから7割まで戻って、という状況だった。今年は他の全ての面で良かった。ただ、いいパフォーマンスを見せられる状況ではないので」
――回避の決断に関して。
「宝塚に出走となれば、来週も負荷をかけ続けなければならない。そうなれば肺の血管が細くなるので、癖になってしまう。初期の段階であれば2週間安静にしていれば、もとのパフォーマンスができる状態に戻せる」