【AR共和国杯】ルルーシュ 藤沢和師「昨年よりたくましい」
2013年11月1日 06:00 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、AR共和国杯(3日、東京)にルルーシュを送り込む藤沢和師を直撃した。
――ルルーシュですが、前走(札幌記念15着)は思わぬ大敗。
藤沢和師 普通の道悪ならこなせる馬だけど、前走は洋芝の上に極端な不良馬場。この馬には合わなかったようです。
――その後の調整過程ですが、やはり反動があった?
そんなことはありません。ダメージも少なかったけど、万全を期して毎日王冠と天皇賞をパスしました。おかげで良い感じに仕上がっています。
――最終追い切りは坂路で併せ馬。終始、馬なりで4F51秒5。
1週前も時計を出していたので最終追い切りは馬なりで十分。動き自体も文句がなく、好仕上がりとみてよいでしょう。
――勝った昨年と比べての状態はいかがでしょうか?
昨年はオールカマーを使ってここに参戦しました。今年は少し間を空けたけど、夏場に使ったことが無駄にならないように仕上げたつもりです。たくましさという意味では昨年より上だと思います。
――以前よりしっかりしてきたということ?
それはあります。昔は使うと反動が出て、なかなか順調に走らせてあげることすらできなかった。それが使いたいところを計算して使えるようになった。肉体面の成長は大きいですね。
――精神面の成長はいかがでしょうか?
元から精神的にはしっかりした馬で、そのあたりの心配をしたことはありません。ただ、それでも年齢を重ねてさらに大人になっている感じはある。これは心強いですね。
――ハンデは57・5キロと背負わされた。
昨年、勝っているし、今春も似たような条件の目黒記念で2着。仕方ないかな……というところです。
――もともと潜在能力は見込んでいた馬?
若い頃はクラシック戦線でも勝ち負けできると考えていたほどの馬です。体の成長に少々時間を要したけど、やっと持っている力を出せるようになってきたと思います。
――連覇が懸かります。
良い状態で挑めそうなので充分に連覇は可能だと思います。応援してください。