【有馬記念】ゴッホの国枝師 V条件は体調維持&中山巧者
2013年12月20日 05:30 関係者、競馬記者でごった返す出馬投票所。いよいよ有馬というムードがトレセンにも漂ってきた。「マツリダゴッホが優勝してからもう6年もたつのか」。国枝師は07年のVシーンを思い浮かべた。同年天皇賞・秋で15着に大敗した直後とあって9番人気の低評価。「レース後、みんなびっくりしていたけど、俺は自信あるって言っていたんだ。有馬を勝てるだけの条件を備えていたから」と笑う。
師が考えるグランプリ獲りの条件とは…。 「最も大切なのは体調。最初から有馬を目標にしている馬は少ない。秋の天皇賞やジャパンC、菊花賞を目標に全力で仕上げ、厳しい競馬を続けた上で最後に行き着くのが有馬。だから体調を維持するのが難しい」。ゴッホは天皇賞・秋出走後、ジャパンCをパスしてひと息入れたことで「期待以上に良くなっていた」という。もうひとつ、コース適性も重要だ。「勝負どころの3、4角で動いてゴールまでぴったりの脚を使う。無類の中山巧者だった」
今年の出走馬に国枝説を当てはめると…。例えばヴェルデグリーンは当時のゴッホと同じく中山で4勝を挙げた関東馬。オールカマー優勝→天皇賞・秋大敗の臨戦過程も同じだ。ゴッホ以来6年ぶりの関東馬Vへ。フレ~フレ~美浦人!