【新潟新馬戦】藤岡厩舎の期待馬、エバーハーモニー素質断然
2014年8月15日 05:30 藤岡厩舎の期待馬エバーハーモニーがいよいよ出陣だ。08年エリザベス女王杯など重賞3勝を挙げたリトルアマポーラの初子。仲田助手が素質を絶賛する。
「乗った人はみんないいキャンターをすると言ってくれます。背中がいいし、バランスも凄くいいんです」
450~460キロぐらいの馬体重でも「スラッとした感じではなく、しっかりしていますね」と非力さを感じさせない。6月中旬に栗東トレセンに入厩し、約2カ月間じっくりと調整。調教を積むごとに素軽さも増してきた。13日の最終追いはポリトラックコースで5F64秒1~1F11秒9。エレディータ(2歳未勝利)に2馬身遅れはしたが、騎乗した西谷(レースは藤岡康)は「一流馬の柔らかいキャンター。ドシッとしていて悪いことをしない」と好感触だった。
ただ新馬ゆえの緩さと粗削りなところも指摘している。「まだギアを変えるのに手間取っている。2歳馬だから当然といえば当然だけど、体を使い切れていないね」と注文を付けた。この課題も実戦経験を積みながら一つずつクリアしていくはず。仲田助手も「先々が本当に楽しみ。素直な気性で真面目。レースに行っても乗りやすいと思います」と将来性とセンスの良さを評価。クラシックを意識できる素材なのは間違いない。母と同じデビュー勝ちを決めて大舞台に突き進んでいく。