【有馬記念】“グランプリ血統”トゥザワールド、末脚伸ばして2着
2014年12月29日 05:30 やはりこの血統はグランプリで輝きを増す。9番人気トゥザワールドが2着。中団待機から末脚を伸ばし、ジェンティルドンナには3/4馬身差及ばなかったが、ゴールドシップの猛追は鼻差でしのいだ。
「調教に乗るごとに反応が良くなっていたので楽しみにしていた。スタートは少し遅れたが、道中は本当にスムーズ。直線も狭いスペースに、ひるむことなく入っていた。素晴らしい馬だよ」。ビュイックは手放しで激走を称賛した。
母トゥザヴィクトリーは01年、全兄トゥザグローリーは10、11年に人気薄で3着。母、兄より1つ着順を上げ、グランプリ一族の面目を保った。調教助手時代から一族に携わっている池江師は「やっぱり中山は合うんやね。クラシックは不調に終わったが、最後に力を示せて良かった。来年につながる」と満足顔。
来年は海外遠征のプランもあり、ビュイックは「ドバイの芝が合いそう。体を空けて待っているよ」と、相棒にぞっこんの様子だった。