【天皇賞・春】ホッコーブレーヴ 筋肉&メンタル急成長
2015年5月1日 05:30 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、天皇賞・春にホッコーブレーヴで挑む松永康師を直撃した。
――ホッコーブレーヴですが少し間の空いた前走(日経賞)も体重の増減はなく(480キロ)出走できました。
松永康師 体重は変わりなく出せました。ただ、蟻洞(ぎどう=爪の疾病)で順調さを欠いた分、少し足りないかな……という感じではありました。
――道中はインを上手に追走。
田辺騎手がロスなくうまく乗ってくれました。しまいの脚を使える競馬をしてくれたと感じました。
――ただ向正面では少し行きたがったように見えました。
掛かったかと思いました。ただ、レース後に騎手に話を聞いたところ「休み明けで少しボヤッとしている感じだったから、気持ちを乗せていった」と言っていました。もともと折り合いには全く不安がないタイプなので、今回もその辺りの心配はしていません。
――最後の直線もよく伸びていた。
上手に内を突いてよく伸びてくれました。決して順調に来ていたわけではないのに3着ですから、悲観する内容ではないと感じました。
――当時の上位勢との再戦ムード。
勝った馬(アドマイヤデウス)は強かった。ただし、今回はうちのももっと良い状態になっていると思うので、好勝負を期待しています。
――具体的にどの辺りが良くなっていますか?
叩かれたことで筋肉にハリが出てきました。特に先週の追い切りの後、グッと良くなっている感触を得ています。
――最終追い切りはポリトラックで単走(5F66秒1)でした。
先週まででほぼ仕上がっている感じがあったし、関西への輸送も考慮してサラッとやる程度で十分だと考えました。
――実際、動きはどうでしたか?
昨年の天皇賞(3着)前の追い切りがうなるようなフットワークを見せてくれましたが、今回も単走としては良かったと思います。
――気性面の成長もうかがえる?
以前は馬場入りを嫌がったりしていたのですが、今はそんなこともなくなってきました。心身ともに成長がうかがえます。
――幸騎手に乗り代わりになる点はどうでしょう?
田辺騎手が他の馬に乗らなければいけないため乗り代わりになりました。幸騎手も以前、レースで乗ったことがあるし、調教でも乗ってもらいました。何といっても一流騎手なので心配は不要でしょう。好レースができると信じています!!