2021年12月26日(日)中山11R 第66回有馬記念(15:25)
3歳上OP 指定 国際 定量 芝・2500m
2021年総決算となるグランプリレース
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中山 第66回 有馬記念 G1 3歳上OP 指定 国際 定量 芝・2500m 伏兵多彩 |
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| 前日最終単勝 | 現在の単勝 | 枠番 帽 | 馬 番 |
父馬 毛色 重適性 馬名 母馬 (母の父) 馬主 / 生産者名 近走位置取 |
変更/乗替 斤量 騎手 馬体重(前走) |
ブリ 性齢 |
厩 舎 |
競走成績 ①②③外 |
距離別成績 ①②③外 |
馬場状態別成績 | 枠番 帽 | 馬 番 | ||
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51 ・ 8 |
62 ・ 3 |
1 白 |
① |
ハービンジャー黒鹿毛 ○ ペルシアンナイト オリエントチャーム (サンデーサイレンス) G1レーシン / 追分ファーム □□◀︎□ |
替 57 C.デムー 500(-2) |
牡7 |
栗 池江泰寿 |
全45422 中芝0103 全芝45422 右回34410 |
千八1103 二千0327 二二0001 二五0001 |
芝良35314 芝稍1003 芝重0012 芝不0001 |
12・04 G3 阪神チャレンジC 芝2000良 2・01・6 57 岩田望来 5人 10.0 11ト 7ゲ 7788 33.9 502 中4週 ソーヴァリアント 0秒6 |
1 白 |
① | |
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32 ・ 7 |
45 ・ 5 |
② |
ロードカナロア鹿毛 ◎ パンサラッサ ミスペンバリー (Montjeu) 広尾レース / 木村 秀則 ◀︎□□□ |
57 菱田裕二 480(+6) |
牡4 |
栗 矢作芳人 |
全4409 中芝0003 全芝4408 右回3308 |
千八0102 二千4305 二二0001 二五0000 |
芝良2207 芝稍1200 芝重0001 芝不1000 |
11・14 G3 福島福島記念 芝2000良 1・59・2 56 菱田裕二 5人 9.0 16ト 8ゲ 1111 37.6 474 中4週 ヒュミドール 0秒6 |
② | |||
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95 ・ 8 |
146 ・ 2 |
2 黒 |
③ |
ディープブリランテ鹿毛 ◎ モズベッロ ハーランズルビー (Harlan’s Holiday) キャピタル・ / 村田牧場 □□□◀︎ |
57 池添謙一 488 |
牡5 |
栗 森田直行 |
全44113 中芝0104 全芝44113 右回34110 |
千八1200 二千0103 二二1015 二五0102 |
芝良33010 芝稍0011 芝重1101 芝不0001 |
11・28 G1 東京ジャパンC 芝2400良 2・26・5 57 池添謙一 16人 278.8 18ト 13ゲ 14141615 34.8 488 中4週 コントレイル 1秒8 |
2 黒 |
③ | |
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74 ・ 9 |
146 ・ 8 |
④ |
オルフェーヴル鹿毛 ◎ メロディーレーン メーヴェ (Motivator) 岡田 牧雄 / 岡田スタツド □□◀︎□ |
55 岩田望来 352(-2) |
牝5 |
栗 森田直行 |
全40318 中芝0000 全芝40318 右回40315 |
千八0001 二千0016 二二0001 二五0000 |
芝良20216 芝稍1012 芝重1000 芝不0000 |
10・31 阪神古都S 3勝クラス 芝3000良 3・07・2 53 岩田望来 4人 5.3 11ト 3ゲ 3442 35.3 354 中18週 タイセイモナーク 0秒1 4休 |
④ | |||
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18 ・ 7 |
20 ・ 9 |
3 赤 |
⑤ |
キズナ青鹿毛 ◎ ディープボンド ゼフィランサス (キングヘイロー) 前田 晋二 / 村田牧場 □□◀︎□ |
替 57 和田竜二 502 |
牡4 |
栗 大久保龍 |
全4217 中芝0002 全芝4217 右回4215 |
千八0000 二千1013 二二1001 二五0000 |
芝良2205 芝稍0001 芝重1010 芝不0000 |
10・03 G1 仏国凱旋門賞 芝2400重 2・44・8 59.5 M.バルザ 15ト 2ゲ ---- 中3週 トルカータータッソ 7秒2 |
3 赤 |
⑤ | |
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50 ・ 6 |
70 ・ 0 |
⑥ |
ゴールドシップ黒鹿毛 ○ ウインキートス イクスキューズ (ボストンハーバー) ウイン / コスモヴュー □◀︎□□ |
55 丹内祐次 480(+10) |
牝4 |
美 宗像義忠 |
全5635 中芝2512 全芝5635 右回4614 |
千八1011 二千0201 二二1201 二五1201 |
芝良5425 芝稍0210 芝重0000 芝不0000 |
11・14 G1 阪神牝エリザベス杯 芝2200良 2・12・8 56 丹内祐次 5人 9.7 17ト 15ゲ 91089 36.6 470 中7週 アカイイト 0秒7 |
⑥ | |||
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3 ・ 2 |
2 ・ 9 |
4 青 |
⑦ |
バゴ芦毛 ◎ クロノジェネシス クロノロジスト (クロフネ) サンデーレー / ノーザンファ □◀︎□□ |
替 55 C.ルメー 478 |
牝5 |
栗 斉藤崇史 |
全8332 中芝1000 全芝8332 右回6212 |
千八2000 二千1110 二二3001 二五1000 |
芝良4231 芝稍3000 芝重1000 芝不0000 |
10・03 G1 仏国凱旋門賞 芝2400重 2・38・5 58 O.マーフ 15ト 7ゲ ---- 中14週 トルカータータッソ 0秒9 3休 |
4 青 |
⑦ | |
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99 ・ 0 |
150 ・ 6 |
⑧ |
キングカメハメハ鹿毛 ◎ ユーキャンスマイル ムードインディゴ (ダンスインザダーク) 金子真人ホー / ノーザンファ □□□◀︎ |
57 藤岡佑介 512(+6) |
牡6 |
栗 友道康夫 |
全64113 中芝0001 全芝64113 右回3417 |
千八1001 二千1203 二二2001 二五0002 |
芝良63112 芝稍0000 芝重0101 芝不0000 |
11・28 G1 東京ジャパンC 芝2400良 2・26・2 57 藤岡佑介 14人 240.1 18ト 16ゲ 13141312 34.7 506 中4週 コントレイル 1秒5 |
⑧ | |||
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8 ・ 6 |
7 ・ 9 |
5 黄 |
⑨ |
バゴ青鹿毛 ◎ ステラヴェローチェ オーマイベイビー (ディープインパクト) 大野 照旺 / ノーザンファ □□◀︎□ |
替 55 M.デムー 498(+4) |
牡3 |
栗 須貝尚介 |
全3122 中芝0010 全芝3122 右回1111 |
千八0001 二千0010 二二1000 二五0000 |
芝良0112 芝稍1010 芝重0000 芝不2000 |
10・24 G1 阪神菊花賞 芝3000良 3・05・4 57 吉田隼人 2人 4.1 18ト 14ゲ 1515159 34.7 494 中4週 タイトルホルダー 0秒8 |
5 黄 |
⑨ | |
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2 ・ 5 |
2 ・ 1 |
⑩ |
エピファネイア鹿毛 ○ エフフォーリア ケイティーズハート (ハーツクライ) キャロットフ / ノーザンファ □□◀︎□ |
55 横山武史 516(+2) |
牡3 |
美 鹿戸雄一 |
全5100 中芝1000 全芝5100 右回2000 |
千八1000 二千4000 二二0000 二五0000 |
芝良4100 芝稍1000 芝重0000 芝不0000 |
10・31 G1 東京天皇賞(秋) 芝2000良 1・57・9 56 横山武史 3人 3.4 16ト 5ゲ -666 33.2 514 中22週 コントレイル 0秒1 5休 |
⑩ | |||
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29 ・ 1 |
47 ・ 7 |
6 緑 |
⑪ |
エピファネイア鹿毛 ◎ アリストテレス ブルーダイアモンド (ディープインパクト) 近藤 英子 / ノーザンファ □◀︎□□ |
替 57 武豊 474(-6) |
牡4 |
栗 音無秀孝 |
全4605 中芝1000 全芝4605 右回2603 |
千八0200 二千1101 二二2101 二五0000 |
芝良2604 芝稍1000 芝重0001 芝不1000 |
11・28 G1 東京ジャパンC 芝2400良 2・25・8 57 横山武史 4人 20.5 18ト 9ゲ 1122 35.3 480 中7週 コントレイル 1秒1 |
6 緑 |
⑪ | |
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97 ・ 7 |
144 ・ 5 |
⑫ |
ハーツクライ黒鹿毛 ◎ シャドウディーヴァ ダイヤモンドディー (Dansili) スリーエイチ / ノーザンファ □◀︎□□ |
55 横山典弘 476(-2) |
牝5 |
美 斎藤誠 |
全35313 中芝1002 全芝35313 右回1018 |
千八2105 二千1321 二二0002 二五0000 |
芝良23310 芝稍1101 芝重0100 芝不0002 |
11・28 G1 東京ジャパンC 芝2400良 2・25・6 55 横山典弘 11人 76.4 18ト 11ゲ 3235 34.8 478 中6週 コントレイル 0秒9 |
⑫ | |||
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21 ・ 9 |
31 ・ 8 |
7 橙 |
⑬ |
キズナ青鹿毛 ◎ アカイイト ウアジェト (シンボリクリスエス) 岡 浩二 / 辻 牧場 □□□◀︎ |
55 幸英明 516(+2) |
牝4 |
栗 中竹和也 |
全54110 中芝0002 全芝54110 右回4217 |
千八2103 二千2215 二二1101 二五0000 |
芝良4317 芝稍0102 芝重0001 芝不1000 |
11・14 G1 阪神牝エリザベス杯 芝2200良 2・12・1 56 幸英明 10人 64.9 17ト 16ゲ 1313137 35.7 514 中4週 ステラリア 0秒3 |
7 橙 |
⑬ | |
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36 ・ 3 |
51 ・ 1 |
⑭ |
ヴィクトワールピサ黒鹿毛 ◎ アサマノイタズラ ハイタッチクイーン (キングヘイロー) 星野 壽市 / 前野牧場 □□◀︎□ |
55 田辺裕信 496(+4) |
牡3 |
美 手塚貴久 |
全2114 中芝2112 全芝2114 右回2114 |
千八0111 二千1001 二二1001 二五0000 |
芝良2012 芝稍0002 芝重0100 芝不0000 |
10・24 G1 阪神菊花賞 芝3000良 3・06・0 57 田辺裕信 5人 13.1 18ト 2ゲ 18181817 34.7 492 中4週 タイトルホルダー 1秒4 |
⑭ | |||
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21 ・ 6 |
43 ・ 8 |
8 桃 |
⑮ |
ルーラーシップ黒鹿毛 ◎ キセキ ブリッツフィナーレ (ディープインパクト) 石川 達絵 / 下河辺牧場 □◀︎□□ |
替 57 松山弘平 516(+4) |
牡7 |
栗 辻野泰之 |
全46616 中芝0004 全芝46616 右回25411 |
千八1021 二千2113 二二0212 二五0004 |
芝良34510 芝稍0202 芝重0001 芝不1000 |
11・28 G1 東京ジャパンC 芝2400良 2・26・0 57 和田竜二 7人 37.4 18ト 5ゲ 181411 36.6 512 中7週 コントレイル 1秒3 |
8 桃 |
⑮ | |
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9 ・ 1 |
10 ・ 2 |
⑯ |
ドゥラメンテ鹿毛 ○ タイトルホルダー メーヴェ (Motivator) 山田 弘 / 岡田スタツド ◀︎□□□ |
替 55 横山和生 476(+12) |
牡3 |
美 栗田徹 |
全3203 中芝2102 全芝3203 右回3102 |
千八1100 二千1101 二二0001 二五0000 |
芝良3103 芝稍0100 芝重0000 芝不0000 |
10・24 G1 阪神菊花賞 芝3000良 3・04・6 57 横山武史 4人 8.0 18ト 3ゲ 1111 35.1 464 中4週 オーソクレース 0秒8 |
⑯ | |||
払戻金
| 単勝 | 10 | 210円 | 1番人気 | 馬単 | 10-05 | 2070円 | 6番人気 |
| 複勝 | 10 05 07 |
110円 280円 130円 |
1番人気 5番人気 2番人気 |
ワイド | 05-10 07-10 05-07 |
540円 170円 730円 |
5番人気 1番人気 7番人気 |
| 枠連 | 3-5 | 1000円 | 4番人気 | 三連複 | 05-07-10 | 1440円 | 3番人気 |
| 馬連 | 05-10 | 1740円 | 5番人気 | 三連単 | 10-05-07 | 7180円 | 14番人気 |
| WIN5 | 06→03→02→01→10 払戻金 1,666,800円、的中 526票 キャリーオーバー:なし | ||||||
このレースのコラム
有馬記念は(10)<13>2頭
タイトルホルダー直線勝負
アサマノイタズラ 実績あるコース期待
再びアカイイトで大もうけだ
エフフォーリアからアリストテレス勝負
エフフォーリアで迷いなし
エフフォーリア以外の人気馬“消し”
C・デムーロが魅力のペルシアンナイト
中山で変わるアサマノイタズラ
驚異の回復力 クロノジェネシス
勝負強さが光るエフフォーリア
【有馬記念】本命は堅くても対抗に妙味の人気薄
さあ、早いもので、もう有馬記念!本命は(10)エフフォーリア!正直、今年は例年に比べて相手関係が楽。このメンバーで馬券圏内を外すことは考えづらい。天皇賞・秋から有馬記念へ直行するローテーションで勝った馬はいないが、前走でコントレイル、グランアレグリアを下している強さは疑いようがない。アーモンドアイが天皇賞・秋から直行して負けている(19年)が、中山芝2500メートルの適性は疑問だった。エフフォーリアは同じ中山の皐月賞で3馬身差の圧勝。距離も守備範囲内で、良馬場予報なら問題はないだろう。枠も10番なら、そこまでの影響はないだろう。
対抗に(14)アサマノイタズラ。皐月賞は重馬場で激走したスプリングS(2着)の反動が出たのか16着大敗だったが、セントライト記念では、その後にチャレンジCを圧勝したソーヴァリアントを抑え込んで勝っている。ムラはあるが、展開がハマれば面白い。人気もなく狙いたい。
3番手に(6)ウインキートス。内枠なら買いだと思っていたが、3枠6番はリスグラシューが勝った時(19年)と同じ。この馬も前走の負け(エリザベス女王杯10着)で人気落ちしているのはいい。中山の非根幹距離(400メートルで割り切れない距離)は走りそう。
他では、海外遠征(凱旋門賞7着)帰りで評価を落としたが、順調ならグランプリ4連覇が狙える(7)クロノジェネシス。前走のジャパンC(9着)みたいに逃げなければ面白い(11)アリストテレス。クロノジェネシスと同じバゴ産駒(9)ステラヴェローチェ。
馬券は3連単フォーメーションで(10)―(6)(7)(9)(11)(14)―(6)(7)(9)(11)(14)を各5000円、(6)(7)(9)(11)(14)―(10)―(6)(7)(9)(11)(14)を各1000円の計12万円勝負!よろしくちゃーん!
◇じゃい 1972年(昭47)3月20日生まれ、神奈川県出身の49歳。お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のボケ役。ネタ作りも担当。09年にはギャンブルでためた5000万円でマンションをキャッシュで購入。その後もWIN5で3775万円、4432万円、昨年暮れの川崎競馬ではトリプル馬単6410万円を的中させるなど、競馬だけで1億円以上稼ぐ最強ギャンブラー芸人。「勝てる馬券の買い方」(出版社・ガイドワークス)など著書も多数。
【有馬記念・田井】絶対の自信 単勝大勝負
【有馬記念・田村】求められる適性は同じ エリ女の再現期待
【有馬記念】自慢のスタミナで栄冠
強い菊花賞組からステラヴェローチェ本命!エフフォーリアは距離不安で消し
12月25日掲載のG1リベンジャーズ
【有馬記念】さらに成長したエフフォーリア満点!
有馬記念の枠順が確定!
凱旋門賞7着からの参戦となるクロノジェネシスは4枠7番に入った。ここ数年グランプリで無類の強さを誇った名牝もここがラストラン。宝塚記念&有馬記念のドリームレース3連勝はいずれも素晴らしいパフォーマンスだった。"主戦ジョッキー"北村友一が落馬負傷による治療に専念する中、手綱を取るのは名手ルメール。ファン投票こそ2位だったものの、史上初のグランプリ4連覇を置き土産に有終の美を飾る。
強い3歳世代の大将格・エフフォーリアは過去最多得票数でファン投票1位に輝いた。3強と目された前走の天皇賞・秋はコントレイル、グランアレグリアを下してのV。世代交代を印象付けた。グレード制導入の84年以降、天皇賞・秋と有馬記念を制した3歳馬はシンボリクリスエスだけ。今回は祖父の偉業へのチャレンジでもある。入った枠は5枠10番、勝って再度エフフォーリア時代の到来を告げる。菊花賞馬タイトルホルダーは試練の大外8枠16番に入った。その菊花賞は見事なペースラップで5馬身差の完勝だった。今回、栗田師は「今までで一番の状態だと思う」と太鼓判。今年急逝した父ドゥラメンテに弔いのグランプリVを届けることができるか。
中の人注目は5枠9番のステラヴェローチェ。昨年のこのレースはバゴ産駒のクロノジェネシスがV。ステラヴェローチェは同産駒の牡馬代表で皐月賞3着、ダービー3着、菊花賞4着と今年の3歳世代屈指のトップホースだ。前々走、タフな神戸新聞杯を勝ちきったが、前走はその疲れに加え、外を回る競馬とロスが響いた。中間は動きも軽快。2週連続重賞勝利中の鞍上と初のGⅠ制覇を決める。
12月23日掲載のG1リベンジャーズ
12月22日掲載のG1リベンジャーズ
【有馬記念】ディープボンド 母父の主役世代交代
史上5回目となる「グランプリきょうだい対決」、奇跡のようなタイミングで実現した種牡馬バゴのG1・2頭出し等々、血統面の切り口からも話題満載の有馬記念だが、地味ながら見逃せないテーマがディープインパクト産駒の不在。歴代ダービー馬が棚卸し的に集結したジャパンCから一転、芝G1では極めて異例の“不戦敗”である。
もちろんその背景には大きな成果を上げた香港国際競走への戦力流出があったのだが、一方で中長距離G1予備軍の層が薄くなってきたことも否定できない。13年、当時5歳の初年度産駒ダノンバラード(15着)を皮切りに8年連続で産駒を送り込み、2勝2着1回3着2回と、勝っても負けても存在感を示してきた不動のチャンピオンサイヤーも次世代にバトンを渡す時期が確実に近づいているということだろう。現実に今回は「母の父」としてアリストテレス、キセキ、ステラヴェローチェ、「父の父」としてアカイイト、ディープボンド、モズベッロと、大量6頭のエントリー。対立軸はいうまでもなく“非ディープインパクト”の2強、エフフォーリアとクロノジェネシスだ。
キズナ産駒ディープボンドの母の父は、当欄でも繰り返し取り上げた私選の“年度代表ブルードメアサイヤー”キングヘイロー。ディープインパクト父系の世代交代のエンジンとして申し分ない。(サラブレッド血統センター)
▽ブルードメアサイヤー ブルードは「(卵を)抱いて温める」が原義で、メアは「5歳以上の牝馬」のこと。ブルードメアとは「繁殖(可能な)牝馬」。サイヤーは種牡馬で、ブルードメアサイヤーはつまり「母の父」。BMSと略す。サラブレッドの遺伝では、父の影響が最も大きいが、時にBMSがそれ以上に存在感を示すこともある。
《サンデー系種牡馬次々退場》今年の有馬記念出走予定馬16頭で、父系はサンデーサイレンス系7頭。以下キングカメハメハ系4頭、エピファネイア産駒2頭、バゴ産駒2頭、ハービンジャー産駒1頭。昨年と一昨年はいずれもサンデー系種牡馬の産駒が11頭いた。ステイゴールド、ディープインパクト、ハーツクライと大物サンデー系種牡馬は次々退場。キングカメハメハは次代が充実。さらにエピファネイアが急激に伸びてきた構図が有馬の父系分布から分かる。
【馬券道 特別編】26日中山11R 最後はやっぱりルメール!クロノジェネシス有終ラン
26日は今年最後の栗東トレセン勤務だった。前日の夜は宿舎近くのもつ鍋店「どばい」へ。有馬トークをしながら、昔を思い出した。20年前は連れ立ってカラオケボックスに駆け込み、夜通しで予想。そのまま競馬場へ向かった。今年も展開から、予想で十分に楽しい時間を共有できる好メンバー。何とか正解を導き出したい。
有馬記念(中山11R)の本命はクロノジェネシス。長距離戦は騎手の駆け引きが見どころの一つ。ルメールは今年の芝2400メートル以上のレースで勝率31%、連対率54%を誇る。大逃げが出ても、前が早めにつかまえにいっても慌てない。ヘッドワークがさえる。絶妙の仕掛け、長くいい脚を使って有終ランを迎える。
予想印は◎クロノジェネシスで○エフフォーリア、▲ステラヴェローチェ、☆タイトルホルダー、△ペルシアンナイト、シャドウディーヴァ、アカイイトへ。