ダービーウィークを盛り上げた！寺下、単勝262.8倍的中！

　先週は葵Ｓ、日本ダービー、目黒記念の3つの重賞が行われました。

　葵Ｓは前走桜花賞13着のモズメイメイが「モズメイメイ以外のゲートが空いていなかったのでは？」、そう思いたくなるほどの素晴らしいロケットスタートを決め、逃げ切りＶを果たしました。

　このレース、スポニチでは鈴木智が目立ちました。◎ルガルは2着も、▲→◎→〇と印上位3頭で決着！ここ一番での勝負強さが目立つ同記者の得意条件は「雨の日」で、梅雨に入る６月は見逃せない1か月です。ぜひご注目を。

　競馬の祭典・日本ダービーは皐月賞で2着に泣いたタスティエーラが、テン乗りのレーン騎手とともに7708頭の頂点に立ちました！

　皐月賞とは一転、スローペースになったこのレース。前走は先行して苦しくなったタスティエーラにとって絶好の展開となりました。その証拠に最後の直線では素晴らしい手ごたえで前を追う同馬。先頭にたってからもスピードを維持し、1か月半前に屈したソールオリエンスをしのぎ切って歓喜のゴールに飛び込みました。

　スポニチでは、梅崎が◎タスティエーラから◎-〇の馬連をバシッと的中！690円と高配当とはならなかったものの、大一番ダービーでの本線決着は賞賛すべき予想でしょう。スポニチ競馬Ｗｅｂの限定コンテンツ「マジ買う！」でも取り上げたこの的中で、ランキング3位をキープしました。

　ダービーデーを締めくくる伝統のＧⅡ目黒記念。今年は、日本ダービーを制して勢いに乗ったレーンが、ヒートオンビートを重賞初制覇に導きました。

　スポニチではこのレースで田村、鈴木智が存在感。◎ヒートオンビートの田村は相手こそ抜けも慧眼に曇りはなく、鈴木智は逃げたディアスティマからの馬連を見事に的中。ダービーデーを締めくくりました。

　重賞では田村、鈴木智、梅崎が目立った先週でしたが、驚くべきは土曜東京9Rで魅せた寺下！単勝16番人気のアウリガテソーロに◎を打つとこれが優勝！262.8倍の単勝と〇バルミュゼットとの馬単81,030円を本線で的中し、ダービーウィークを大いに盛り上げました。

　4月から始まった第11回「マジ買う！」は5月を終え、田井が単勝回収率273％！輝きを放っています。2位万哲を大きく突き放す馬体予想は、若駒がデビューするこれからが最盛期。こちらもお見逃しなく。

　注目記者が目白押しのスポニチ競馬Webですが、6月も初月無料のキャンペーンを実施します。クレカ決済、キャリア決済の方が対象となりますが、5月中の登録ではなく、6月に入ってからぜひご登録ください。また、暴露王とのキャンペーンも好評継続中。最大3か月無料で、スポニチ競馬Ｗｅｂをご利用いただけますので、こちらも6月に入ってからの入会をお勧めいたします。それぞれ詳細は、スポニチ競馬Ｗｅｂの「お知らせ」にてご確認ください。

　今週はＧⅠ安田記念、そして今週から開幕となる阪神で鳴尾記念が行われます。来年のクラシックを目指して新馬戦もスタート。情報満載のスポニチ競馬Ｗｅｂをぜひご利用ください！

5/27
【万哲】京都3R 三連単:◎-△-△ 68,600円
【オサム】京都8R 三連単:◎-▲-△ 159,800円
【寺下】5/27 東京9R 富嶽賞 馬単:◎-○ 81,030円
【鈴木智】京都11R 葵Ｓ三連単:▲-◎-○ 13,470円
【小林】京都12R 三連単:◎-△-△ 128,490円
マジ買う1日1R推奨予想【万哲】東京3R ３歳未勝利 三連単:○-◎-△ 6,600円 ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【田村】京都10R 桃山Ｓ 三連単:◎-△-▲ 22,690円 ズバリ！！

5/28
【高木】京都12R 渡月橋Ｓ 三連単:◎-△-☆ 94,370円
【田井】京都12R 渡月橋Ｓ 三連単:◎-○-△ 94,370円
【田村】東京12R 第137回目黒記念 三連単:◎-△-☆ 57,980円
【鈴木智】5/28 東京12R 第137回目黒記念 馬連:△-◎ 3,890円
マジ買う1日1R推奨予想【小林】京都2R ３歳未勝利 三連単:◎-○-△ 8,810円 ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【田村】京都10R 安土城Ｓ 三連単:○-◎-△ 10,450円 ズバリ！！

ダービーは2点勝負

【日本ダービー】見違えるほど全身に張り

素直にソールオリエンスから

ジンクス破るスキルヴィングの脚

レーン“神騎乗”タスティエーラ差す

ソールオリエンス２冠制覇へ

武豊が導くファントムシーフ

ショウナンバシット名手に託す

【マジ買う！】田村「1F短縮でひと押しが利く」　28日は狙いはダービー出走歴もあるあの馬

　スポニチ競馬Webで狙いの一頭を紹介する「マジ買う！」。今シーズンは東軍優勢だが、西軍の若手・田村が単勝回収率136％と上位に食らいつく。27日も京都10Rで単勝440円的中と調子は上々だ。

　28日は昨年のダービーにも出走した京都10R⑮ビーアストニッシドで勝負する。前走・マイラーズS（6着）を高く評価し、「前向きな性格で初の芝7Fでもスピード負けはしない。1F短縮でひと押しが利く」と期待を込めた。

【日本ダービー】東京＆良馬場が好材料　リバティ級剛脚

　さあ、ダービー！２週連続になりますが、泣く泣く１番人気が確実の（５）ソールオリエンスを本命にさせていただきます。

　皐月賞では不利と思われていた１番枠から、上がり（３Ｆ３５秒５）が２位と０秒９差という異次元の脚で差し切り。この馬を倒せる可能性があるのは、３歳世代ではリバティアイランドだけじゃないか？　しかも、人気はリバティほどではない。京成杯では４角で大きく外に膨れながら完勝。完成途上だが力は圧倒的だと思っている。東京に替わるのもプラス。良馬場で走れそうで、これもプラス。距離延長も問題ないだろう。３枠５番はディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルと同じ。先週のリバティアイランドも５番。本命の根拠にはならないが縁起はいい。

　対抗は（１０）シャザーン。皐月賞（６着）は道悪も響いたし、上がり（３Ｆ３６秒４）はソールオリエンスに次ぐ２位タイ。父ロードカナロアだが、母はクイーンズリング。距離延長はむしろいいのでは？中山より東京の方が合いそうだし、良馬場なら巻き返しはある。人気も落ちそうで妙味はある。岩田望ジョッキーがうまく乗ってくれれば。

　３番手に（１４）ファントムシーフ。東京替わりはプラス。テン乗りでダービーを制した馬が６８年もいないことで人気が多少落ちるのもいい。他では、絶好枠に入った今年は違うと思わせる青葉賞馬（２）スキルヴィング。同馬と差のない競馬をした（１１）ハーツコンチェルト。距離延長プラスの（７）フリームファクシ。外枠の（１７）ドゥラエレーデ、（１８）サトノグランツも人気的にはおいしい。

　馬券は３連単フォーメーションで（５）―（１０）―（１）（２）（６）（７）（１１）（１２）（１４）（１７）（１８）、（５）―（１）（２）（６）（７）（１１）（１２）（１４）（１７）（１８）―（１０）を各４０００円の計７万２０００円勝負！よろしくちゃーん！

　◇じゃい　１９７２年（昭４７）３月２０日生まれ、神奈川県出身の５０歳。お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のボケ役。ネタ作りも担当。２２年８月２１日のＷＩＮ５で９３７０万６７１０円の超高額配当を的中させた、最強ギャンブラー芸人。「勝てる馬券の買い方」（出版社・ガイドワークス）など著書も多数。

シャザーン自慢の末脚に期待

スキルヴィング　東京2400生きる

【マジ買う！】単勝回収率は驚異の279%　馬体派・田井がダービー前日に狙う一頭とは？

　スポニチ競馬Webで狙いの一頭を紹介する「マジ買う！」。先週は田井が凄まじい活躍を見せた。土曜日にカーネーションCで単勝23.3倍を、日曜日に新潟1Rで同14.8倍を的中と大爆発。単勝回収率200%をキープする万哲を一気に抜き去り首位に立った。

　27日は東京3R⑤デイライトでダービーへの弾みをつける。「豊富な筋肉を使いこなせておらず、現状は走りやすい馬場の助けが必要」と馬体をジャッジ。不良馬場で7着に敗れた前走は度外視し、「良馬場の東京芝で狙い撃ち」と自信の◎だ。

スキルヴィング魅力満点！

【日本ダービー】ソールオリエンス反応＆切れ抜群

日本ダービーの枠順が確定！

　衝撃的なレース内容で無敗の皐月賞馬に輝いたソールオリエンスは3枠5番に入った。展開が向いたとはいえ、混戦ムードの皐月賞を４角１７番手から直線一気。圧倒的なパフォーマンスで一躍スターダムに躍り出た。2冠がかかるダービー。手塚師は「上積みしかない」と胸を張る。馬体写真でも上昇が見て取れ、稽古でも素晴らしい動きを披露。究極仕上げで他陣営に付け入る隙は与えない。

　同じくキタサンブラック産駒の青葉賞馬スキルヴィングは、1枠2番から皐月賞馬との初対戦に臨む。皐月賞には目もくれずにダービー一本。鬼門と言われる青葉賞からのローテを選択したが、その勝ちっぷりからは期待感が高まる。手綱を取るルメールが「Ｇ１ホース」とほれ込む才能。ここでも大仕事の予感が漂う。

　レーンと新コンビを組むタスティエーラは6枠12番に入った。皐月賞2着。勝ち馬の脚に屈した形も、先行馬壊滅の流れをはねのけ勝ち取った銀メダルだった。逆転を狙う一戦、期待に応えるように馬は心身ともに成長している。7枠14番ファントムシーフは新コンビに武豊を迎え、極限の仕上げで臨む。1冠目は落鉄のアクシデントにも見舞われたが、それでいて３着。まだ勝負付けは済んでいない。共同通信杯での勝利があるように、東京替わりはプラス。昨年のダービージョッキーが連覇を狙っている。

　中の人注目シャザーンは5枠10番に入った。直線で手前を何度も変えるなど、能力全開とはいかなかった皐月賞だが、それで6着なら能力は相当に高い。すみれSで見せた末脚が、広い東京コースに替わってより生きてくる。

【日本ダービー】皐月賞と走り一変メタル　ファントム完成形の動き

デットーリに迫る最後の英ダービー　遅れてきた大物が立ち塞がるのか

　年内いっぱいでの現役引退を表明しているフランキー・デットーリ騎手（52）にとって、最後の騎乗となるG1英国ダービー（芝12F6ヤード）の開催が、来週土曜（6月3日）に迫っている。

　ダービー前哨戦の一つである、5月10日のG3チェスターヴァース（芝12F63ヤード）を6馬身半差で快勝したアレスト（牡3、父フランケル）に騎乗しての参戦が有力になっているデットーリ。同馬は22日に本番の舞台となるエプソムダウンズ競馬場に輸送され、レースコースギャロップを敢行。フランキーを背に、難所と言われるタッテナムコーナーなどの感触を確かめた。

　調教後、集まった報道陣に「相手はどの馬か」と問われたフランキーは「（前哨戦の一つである）G2ダンテSの3着馬パッセンジャー（牡3、父ユリシーズ）」と回答。実は現時点でダービー未登録で、29日までに8万5000ポンド（約1500万円）の追加登録料を払って参戦するかどうか、大きな注目を集めているのがパッセンジャーだ。

　遅れてきた大物の追加登録があるかどうか、フランキー3度目のダービー制覇がなるかどうか、来週は英国から目の離せない1週間になりそうだ。（競馬評論家）

【日本ダービー】スキルヴィング　母系の舞台実績優秀、父の雪辱＆青葉賞馬の呪縛払拭だ！

　2冠に挑むソールオリエンスは母の父モティヴェーター、祖母の父クエストフォーフェイムと、母系に2代続けて英ダービー馬が配されている。ちなみに英ダービーと日本ダービーは意外に縁が薄く、母の父としての英ダービー馬が日本ダービー馬を出したケースは過去にない。不敗の皐月賞馬唯一の不安材料は、逆説的ながら母が内蔵する“本場のダービー血統”ということになる。

　同じキタサンブラック産駒スキルヴィングの母系は、対照的に“日本ダービー”と極めて密接な関係にある。母のロスヴァイセは09年の優勝馬ロジユニヴァースのいとこ。02年の2着馬である母の父シンボリクリスエスは、17年の優勝馬レイデオロの母の父であり、祖母の父アドマイヤベガは99年の優勝馬。この母の血統構成は、あたかも競走生活唯一の2桁着順（14着）に敗れた父のリベンジのために用意されたような日本ダービー仕様なのである。青葉賞勝ち馬の呪縛を払拭するには十分だろう。

　グレード制導入の84年以降、日本ダービーで産駒が1、2着を独占した種牡馬はサンデーサイレンス（95、00、03年）、ブライアンズタイム（97年）、ディープインパクト（16、19年）の3頭。おそらく今回、キタサンブラックは歴代の大種牡馬に肩を並べることになる。“ワンツー”ならではの激闘を期待したい。（サラブレッド血統センター）