寺下、「マジ買う！」で阪神JFズバリ！

　先週の中央競馬は、それぞれ中京、中山、阪神を舞台にGⅢ中日新聞杯、GⅢカペラS、GⅠ阪神JFが行われました。

　中日新聞杯は、内でレースを進めた舞台巧者ヤマニンサルバムが鞍上・三浦に導かれ重賞初制覇を決めました。

　ホウオウビスケッツがややかかり気味の逃げを見せる中、勝ち馬は先団のイン、経済コースで競馬を組み立てます。4コーナーの入り口で難なく進路を確保すると、前にいた2頭をあっという間にパスしてゴールまで邁進。ハヤヤッコらの追い上げも届かず、脂がのった4歳馬が競馬センスあふれる走りで重賞初制覇を手にしました。

　カペラSはテイエムトッキュウがスムーズな発馬から、二の脚であっという間にハナへ、レースを支配します。前半3F33秒5のハイペースでしたが、最後の直線でも脚は残っていました。2着馬を振り切ると、後続からも脅かす末脚は無し。最後は3馬身差をつける完勝劇で重賞初勝利をつかみ取りました。

　スポニチでは坂田がきっちりと馬単18,370円を的中！仕上がりに胸を張った陣営の感触に勝負気配を感じ取りテイエムトッキュウに◎。単勝10番人気の2着馬にも印を回していたのはさすがで、自身の馬券スタイルでもある馬単を仕留め、存在感を見せました。

　牝馬クラシック第1冠・桜花賞と同じ阪神マイルを舞台に行われたGⅠ阪神JF。昨年のリバティアイランドに引き続き、今年もサンデーレーシングの勝負服が躍動。３番人気アスコリピチェーノが2歳女王の称号を手に入れました。

　道中は中団に位置したアスコリピチェーノ。最後の直線は前の馬たちがばらけ、進路にも恵まれました。鞍上がスムーズに持ち出すと、持ち味である長くいい脚を引き出します。内をすくって迫ったステレンボッシュの勢いも抑えきって3連勝！20年ソダシ以来となる無敗の2歳女王の誕生となりました。

　スポニチでは「マジ買う！」でアスコリピチェーノを挙げていた寺下が見事的中！有料会員向け「GⅠでマジ買う！」のコラム内では、牝馬GⅠでの好調が目立つサンデーレーシングである点を強調しつつ、最大の武器である強烈な末脚がGⅠ制覇に届くと予想。同時に公開した3連単はズバリで、42点で21,530円を勝ち取って見せました！

　今週は阪神マイルを舞台にGⅠ朝日杯FSが予定されているほか、ミスニューヨークが同一重賞3連覇に挑むターコイズSが中山競馬場を舞台に行われます。

　見事な活躍だった坂田、寺下をはじめとするスポニチ記者の印は、スポニチ競馬Webでレース前日に公開されます。紙面より早い公開ですので、レース予想の参考に非常に便利です。クレカ決済、キャリア決済をご利用いただくことで、初月無料となるキャンペーンも行っています。ぜひご利用をお待ちしています！

12/9
【田井】中山6R ２歳新馬 三連単:◎-▲-△ 90,080円
マジ買う1日1R推奨予想【万哲】中山9R 黒松賞 三連単:◎-☆-○ 1,330円 ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【浜田】中山9R 黒松賞 三連単:◎-☆-▲ 1,330円 ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【菱田】中山9R 黒松賞 三連単:◎-○-☆ 1,330円 ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【小林】中京5R ２歳未勝利 三連単:▲-◎-△ 26,260円 ズバリ！！

12/10
【坂田】中京7R 三連単:◎-☆-▲ 62,360円
【柏原】中京10R 名古屋日刊スポーツ杯 三連単:◎-△-△ 71,380円
【坂田】中山11R 第16回カペラＳ 馬単:◎-☆ 18,370円
マジ買う1日1R推奨予想【寺下】阪神11R 第75回阪神ＪＦ 三連単:◎-☆-△ 21,530円 ズバリ！！

【馬乗り達人塾　番外編】10日阪神11R　アスコリピチェーノ　無傷の3連勝で2歳女王へ

　マジ最悪。土曜の阪神勤務。阪神JFに出走する関東馬の到着取材に向かう直前でトイレに行った。チャックを閉める時、バキッと破壊。そこから家に帰るまでチャック全開。気が気でなかった。

　阪神11Rはデビュー2連勝で新潟2歳Sを制した関東馬アスコリピチェーノで勝負だ。父ダイワメジャーは15年メジャーエンブレム、19年レシステンシアが勝利。血統背景から舞台は合いそう。単勝、馬連で相手はカルチャーデイ、ルシフェル、クイックバイオへ。

【阪神JF】恵まれた枠順

テイエムトッキュウ　3戦2勝の津村とコンビで相性良し

本命アスコリピチェーノ躍動感たっぷり

アスコリピチェーノ　精神面成長で確実に強くなった

コラソンビートの「心音」を信じて

ステレンボッシュ　栗東滞在は確実に好材料

ドナベティ　破壊力満点の末脚にかける

素質馬ナナオ　１Ｆ延びても十分やれる

【阪神JF】マイル歓迎　距離延長でパフォーマンス上がる

　さあ、阪神ＪＦ。昨年はリバティアイランド、シンリョクカ、ドゥアイズの３連単的中で“帯”を獲得したレース。連覇といきたい！ボンドガールの回避で、さらに混戦模様。難しいが、予想が面白いレース。

　本命は（１５）ナナオ。函館２歳Ｓは道悪で内の馬場が悪い中、外から差されたもので仕方ない２着。前走はまたも道悪の中、逃げ切り勝ち。ここ２戦は道悪で良いレースしているが、個人的には良馬場での走りが見てみたい。距離は初だが、全く問題なく、むしろパフォーマンスを上げる可能性もあると思っている。展開も向きそうで、良いポジションを確保してほしい。これでこの人気なら狙いたい。

　対抗は（１１）スウィープフィート。前走・白菊賞は２着とはいえ展開の差。スタートで下げざるを得ず、後方から３Ｆ３３秒１の脚で最も強い競馬をしていた。抽選を突破したのも大きく、中１週になるが、この人気なら面白い。３番手に（１０）コラソンビート。新馬戦３着の後に３連勝。京王杯２歳Ｓをレコード勝ち。反動もなく、出来は万全。

　４番手に（１３）カルチャーデイ。２戦２勝で、前走・ファンタジーＳは出遅れながら１５番人気で制して２３０万馬券の立役者となった。底を見せておらず楽しみな馬。他では、新潟２歳Ｓ優勝馬（７）アスコリピチェーノ、アスター賞圧勝（３）キャットファイトなど、まだ力関係が分からず広めに流す。

　馬券は３連単フォーメーションで（１５）―（１０）（１１）―（１）（２）（３）（５）（６）（７）（８）（１０）（１１）（１２）（１３）（１４）（１６）（１８）、（１５）―（１）（２）（３）（５）（６）（７）（８）（１２）（１３）（１４）（１６）（１８）―（１０）（１１）、（１０）（１１）―（１５）―（１）（２）（３）（５）（６）（７）（８）（１０）（１１）（１２）（１３）（１４）（１６）（１８）、（１）（２）（３）（５）（６）（７）（８）（１２）（１３）（１４）（１６）（１８）―（１５）―（１０）（１１）を各３００円、３連複フォーメーションで（１０）（１１）（１３）（１５）―（１０）（１１）（１３）（１５）―（１）（２）（３）（５）（６）（７）（８）（１０）（１１）（１２）（１３）（１４）（１５）（１６）（１８）を各１００円の計３万７０００円勝負！よろしくちゃーん！

　◇じゃい　１９７２年（昭４７）３月２０日生まれ、神奈川県出身の５０歳。お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のボケ役。ネタ作りも担当。２２年８月２１日のＷＩＮ５で９３７０万６７１０円の超高額配当を的中させた、最強ギャンブラー芸人。「勝てる馬券の買い方」（出版社・ガイドワークス）など著書も多数。

ナナオ&西村淳コンビで大仕事

ルシフェルにロックオン！初マイルＯＫ

阪神JFの枠順が確定！

　2歳牝馬女王決定戦「第75回阪神ＪＦ」。3連勝中と勢いに乗っているコラソンビートは5枠10番に入った。前走の京王杯2歳Sでは25年ぶりとなる牝馬Vを達成。2歳コースレコードを更新するおまけ付きで能力を証明した。父スワーヴリチャードに初重賞制覇に続き、初GⅠ制覇もプレゼントするか。

　7枠14番のサフィラは全兄に19年朝日杯FSの覇者サリオスがいる良血。前走・アルテミスSは外々を回る展開だったものの2着と格好はつけた。84年のグレード制導入後、史上4組目のJRA2歳G1きょうだい制覇を目指す。

　4枠7番のアスコリピチェーノはデビュー２連勝で新潟２歳Ｓ勝ち。2走ともに上がり3Ｆ33秒3と決め手が魅力だ。7枠13番のカルチャーデイも同じくデビュー2連勝でファンタシーS勝ち。15番人気を覆す激走で3連単230万円超の波乱を巻き起こした。重賞馬2頭が無傷の戴冠を狙う。

　中の人注目は2枠3番のキャットファイト。父はダート色が濃いディスクリートキャットだが、同馬は芝での走りが秀逸。前走のアスター賞は2歳コースレコードで駆け抜け、2着に5馬身差をつける圧勝だ

【阪神JF】アスコリピチェーノ満点！無傷2歳女王へ文句なし

【阪神JF】フットワークの軽さが断然サフィラ

【動画】阪神JFに向かうステレンボッシュはルメールを背に栗東で追い切り

#阪神JF に向かう
関東馬 #ステレンボッシュ は#ルメール を背に#栗東 で追い切られました。

栗東で見るルメール&国枝師の
アーモンドアイ・コンビ。
なんだか新鮮でした????#阪神 #競馬 #JRA #スポニチ pic.twitter.com/dACU3s4DzD

— スポニチ競馬Web???? (@sponichikeiba) December 6, 2023

【阪神JF】コラソンビート　種牡馬世代交代の先頭、初年度大活躍スワーヴリチャード

　直近2年連続で3連単10万馬券が飛び出した阪神JF。一昨年は8番人気のロゴタイプ産駒ラブリイユアアイズ、昨年は12番人気のサトノダイヤモンド産駒シンリョクカが2着に食い込んで波乱を演出したわけだが、両馬の共通項はそれぞれの父の初年度産駒だったこと。伝統的に血統面の“鮮度”が問われるのは、世代最初のG1である2歳女王決定戦の特質でもある。

　3連勝中のコラソンビートの父は、新種牡馬リーディングの首位を独走するスワーヴリチャード。先日発表された24年度種付料は、今年の200万円から1300万円増の1500万円で、これはキタサンブラックの2000万円に次ぐ国内2位タイの高額となる。産駒デビューから半年足らずの実績で空前の「650％アップ」を勝ち取った驚異のルーキーである。4日現在、勝ち馬頭数19、勝利数23、獲得賞金3億1393万8000円（中央・地方合算）というスタッツはそれ自体、歴代屈指の水準だが、血統登録産駒が過去の大物ルーキーたちのほぼ半分の82頭であることを考慮すると、実質的な初動スピードはサンデーサイレンス以降、最速かもしれない。

　コラソンビートは母の父が6年前、初世代から優勝馬ラッキーライラックを出したオルフェーヴル。こちらも母の父としては現2歳が3世代目の若手で、サンデーサイレンス3×4を含め、時代を先取りした配合パターンといえる。大ベテランのダイワメジャー、ハーツクライ産駒が人気を集める今回は、世代交代の可能性も見込んでおきたい。　（サラブレッド血統センター）