本紙予想コラムでは中京9R・木曽川特別のバイキングクラップをイチ押ししたが、中京11R・ローズSの狙いはクールキャット。

　3歳のひと夏を越しての成長は体高に表れている。「夏の間にキ甲（首の背中の間のふくらみ）が抜けて背が伸びました。首差しもたくましくなりましたよ」と奥村武師はひと回り大きくなった青鹿毛に頼もしげな視線を向ける。

　「調教では抜群に反応がいい。大きなコースの方が向いているし、左回りの2000メートル戦は実績もあるので当初からここ目標に申し分のない仕上がりです」と続けた。

　一瞬の切れ味に欠ける半面、大跳びで長くいい脚を使える。フローラSではそんな持ち味を生かして後続に1馬身差の完勝。中京2000メートル戦なら勝負になる。