18歳から北海道で牧場生活を送った。冬は毎日が氷点下。灯油ストーブは朝から夜までつけっぱなし。金欠のため、毛布を何枚も重ねて寝た日もあったが寒さでなかなか寝付けず、翌朝の仕事に支障。毎月、高すぎる灯油代に悲鳴を上げていた。

　北海道と比べると栗東トレセンの寒さはマシ！？　と言いたいが、もう関西に戻って10年。栗東も、もちろん寒いし、大阪の自宅でも常に暖房をつけている。

　取材を終えて、木原師と雑談していると「僕、喉が弱いのもあるけど、冬でも暖房はつけない」の言葉に唖然。「北海道に行った時も布団だけで寝る」と続けた。69歳の木原師。元気過ぎる。

　阪神11R・コーラルSは木原厩舎メイショウミツヤス。ここ2走、ダート6Fで5着と差のないレースをしている。久々のダート7Fだが精神面が成長した今なら十分に対応できそう。しまい確実で、末比べなら勝機到来だ。単勝、馬連で相手はメタマックス、テーオーステルス、タガノクリステルへ。