スポニチの田井が24日、netkeibaTV『前走から一変！ 好調馬体チョイス』に出演。30日に中京競馬場で行われる高松宮記念出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。中京芝は年始から使い込まれているもあり、「力感あふれる馬体」をテーマに据えると、複数頭を挙げつつも、一番手にはサトノレーヴをピックアップ。開口一番に「この馬体写真を見た時、馬体派としては予想が終わったと思った」と吐露するなど、ほれ込み具合を力説した。

　昨年のスプリンターズS7着以来となる同馬。当レースは1番人気を裏切る形となったが、今回は「当時とはコンディションに月とスッポン以上の差を感じる」と田井のトーンは高い。特に前駆に上昇がみられるとし、「ボディービルダーのように隆起」「地面を捉える能力、そして蹴り上げる能力は飛躍している」と絶賛した。

　2年前の覇者ファストフォースと同じ父ロードカナロア、母の父サクラバクシンオーのスプリンター配合で、田井は「この掛け合わせは大きすぎる筋肉を使いこなせるまで時間を要するため、出世は遅くなりがち」と指摘。7歳での戴冠だったファストフォース同様に、「サトノレーヴも6歳になって本格化の感がある」と解説を加えた。中間の乗り込みで、太目に映りがちなシルエットも良化しており、「正直、負けるシーンが想像しづらい極上の馬体写真です」と太鼓判を押した。田井の最終的な印はスポニチ競馬Webでレース前日までに先行公開される。