【2歳馬チェック(福島)】パッセ ここは「通過」点…いざ函館へ
2017年7月6日 14:30 2日、福島競馬場6Rで行われた「メイクデビュー福島」(芝1200メートル)は、岩部純二騎手騎乗のパッセ(牝2=蛯名厩舎、父パイロ、母パドブレ)が3馬身差の完勝でデビュー戦を勝利で飾った。
ダッシュよく2番手からの競馬となったパッセ。直線ではやや外に持ち出されて、あっさり抜け出した。3馬身差の2着には逃げたシャインカメリアが入り、さらに鼻差の3着にはサクライザベルが入った。勝ちタイムは1分09秒7(良)。
父はパイロ、母は中央2勝のパドブレという血統。パッセは母のパドブレと同様にバレエ用語。「通過」を意味する。鞍上の岩部は「追い切りで手応えをつかんでいた。背中の感じはいいものがある」と評価。蛯名師は「競馬の形が良かったね」と振り返った。次走は函館2歳S(23日、函館)を予定している。
次走注目は4着ニシノラプランセス。スタート後、ダッシュがつかず後方からの競馬。前の3頭で決まる前残りの展開のなか4着に食いこんだ。エンジンのかかりが遅く、距離延長で持ち味が生きそう。