【日本ダービー】ブラスト急成長!池添「フォームなども良い」
2018年5月24日 05:30 ――ブラストワンピースの追い切りの手応えは。
「大竹先生の指示は先週同様“任せる”だったので、調教パートナーに乗る助手さんと話をして併せ馬で強めに追った。追走して、抜けだしてから気を抜かないように気を付けた。1週前よりも体が締まっていたし、走るフォームや息遣いも良くなっていた。状態が上がっているなと。本番までにさらに上がって、ピークに持っていけると思う。僕の経験上、ダービーまでの短期間で良くなる馬がダービーを獲れる馬だから」
――主戦を務めた3冠馬オルフェーヴルも。
「皐月賞後にさらに良くなった。ディープスカイ(08年優勝)もダービー前に一気に良くなったと四位さんから聞いている。ブラストワンピースも毎日杯からの短期間に成長している」
――具体的な成長点は。
「甘い面があった背腰がしっかりしてきた。体自体も成長してくれている」
――デビュー時から非凡さを感じさせた?
「新馬戦の返し馬で初めて乗せてもらって、いい馬だと感じた。レースはスローペースでも馬の後ろで我慢できたし、直線も抜群の反応だった」
――2戦目のゆりかもめ賞はダービーと同じ舞台で圧勝した。
「今後のことを考えて3コーナーから馬群の中でレースを進めた。馬混みにちゅうちょなく入っていけたし、ひるまずに抜け出せた。追ってからの反応が凄く速くて、いい脚を長く使える。ハービンジャー(産駒)っぽくない。ダービーを意識させられる勝ちっぷり。これは!と思った」
――前走・毎日杯のレースぶりは。
「ダービー直行だとあらかじめ聞いていたのでテーマを持って臨んだ。毎日杯に行く先生の意図をくんでレースをした。それまでの2戦が後ろからのレースだったのでスタートから出していった。1800メートルの流れを先行させることでダービーでどんな流れになっても対応できるようにしたかった。(逃げ馬が内から外に切り替えてきて)直線でラチに接触したが、内からしっかり伸びて自分の求めに応えてくれた。結果も内容も満点。これでダービーだと思えた」
――12年グランデッツァ(10着)以来6年ぶりのダービー騎乗になる。
「ダービーは特別なレース。18人の1人として参加できるのはありがたいし、感謝している。ブラストワンピースとはまだ3戦しかコンビを組んでいないが、とても思い入れがある。一緒にダービーを勝ちたい」