【仏メシドール賞】武豊ジェニアルV 条件馬が初の欧州重賞制覇
2018年7月22日 23:58 フランスG3・メシドール賞が22日、パリ郊外のメゾンラフィット競馬場(芝1600メートル、4頭立て)で行われ、日本から武豊(49)騎乗で参戦したディープインパクト産駒ジェニアル(牡4=松永幹)が快勝。国内では500万下に在籍する条件馬が、欧州重賞を制したのは史上初の快挙。
直線競馬で4頭立て。日本では経験のない特殊なシチュエーションとなったが、ジェニアルは冷静にスタートを決めるとハナへ。3頭を引き連れ、レースの主導権を握った。中盤を過ぎて、外から食らいつくジミートゥータイムスに、いったんは先頭を譲ったが、最後は内から鮮やかに差し返した。
武豊は「きょうは折り合いが凄くついて、いいレースができた。母サラフィナが活躍し、父ディープインパクトも走ったフランスのレースを勝てたのはうれしい」と喜んだ。
ジェニアルは15年セレクトセール1歳セリで1億6000万円(税別)で落札。母サラフィナは10年仏オークスなどG13勝を挙げた。