山崎誠 目指すはリーディング奪回と2000勝
2019年3月1日 05:30 【地方からの風】2月25日の川崎2Rをワールドハーモニーで勝利し通算1300勝を達成した山崎誠士騎手(34=川崎)。父・尋美、兄・裕也が調教師と競馬サークル育ちだけに下馬すると次から次へと声がかかる。「やればできるじゃん。これを待ってたんだ」と同馬を管理する高月師から笑顔で握手を求められれば、父も「ご祝儀が欲しいなあ」とジョークで祝福した。
03年10月27日のデビューから1万2766戦目での達成だったが「まだ、半端な数字で気にするほどじゃない。いつまでも新人のつもりで。そんなフレッシュな気持ちで乗り続けたい。まずはオヤジの記録(1827勝)を抜くこと。そして2000勝だね」と誠士は明るい口調で明確な目標を口にした。
昨年は負傷などもあって川崎リーディング5位。16、17年と2年続けていた首位の座を明け渡してしまったが、巻き返しへ気を引き締める。
「川崎を代表するジョッキーとして認められたいし、もちろん取り返したい。年間を通してメンタルを一定に保つように心掛けているが、それができれば」
続く言葉はのみ込んだが、目標に向かって着実に勝利を重ねるつもりだ。