【新潟8R】藤田菜七子、自身5回目のJRA1日2勝 充実の笑顔
2019年4月29日 14:47 藤田菜七子(21)が新潟2Rに続き、8Rコロンバスデイ(牝4=小笠)でも勝利。今年のJRA11勝目を挙げた。勝ち時計は2分27秒8(良)。
逃げたロイヤルディクリーと2番手ファイトエルフがそれぞれ後続を離して進み馬群は縦長。中団に控えた菜七子とコロンバスデイは3角過ぎから徐々に差を詰め、4角でファイトに並びかけた。ロイヤルはさらに5馬身前にいたが、菜七子が激しく手綱をしごき、ステッキで飛ばすゲキに反応して鋭伸。ラスト100メートルで先頭に立つと、返す刀でシゲルシイタケの猛追を頭差しのぎきった。
「前と結構離れていて、ペースも流れていたので届くか不安もあったが、馬の状態が良く頑張ってくれた。前をつかまえに行った分で最後は苦しくなったが、よくしのいでくれた」。菜七子はこれが芝2400メートルの初勝利。汗をぬぐいながら、自身5回目のJRA1日2勝を達成し、充実の笑顔を見せた。JRA通算57勝中、最多の19勝を挙げている相性のいい新潟で、新時代へ向けて弾みを付けた。