【安田記念】いざ復権の時!ペルシアン絶好調

2019年5月29日 05:30

坂路でキャンター調整するペルシアンナイト

 【G1ドキュメント・栗東=28日】全休明けの火曜日は朝からあいにくの雨。開門が近づくにつれて雨脚が強くなる悪天候の中で取材を開始した新谷は、安田記念にスマートオーディン、ペルシアンナイトの2頭を出走させる名門・池江厩舎へ足を運んだ。甲乙つけがたい実力馬だが、大阪杯で◎に推したペルシアンナイトに注目した。朝一番に坂路を軽快に登坂して4F60秒8~1F14秒5をマーク。2カ月ぶりの実戦とは思えないほどの気配の良さが目につく。厩舎の大仲(控室)でひと息ついていた兼武助手に直撃した。

 「帰厩後はいつもよりふっくらとして、丸みのある体つきに見えました。動きも格段に良くなっています」

 17年マイルCSを制したあとは8戦して勝ち星から遠ざかっている。それでも大阪杯、マイルCSで2度のG1銀メダルがあり一線級の実力を証明している。

 「前走(大阪杯11着)もコンディションは良かったですが、いろいろとかみ合いませんでした。去年の安田記念はうまく進路が取れなかったけど、東京のマイル戦は悪くないはずです」

 大阪杯から安田記念に向かうローテーションは昨年(2→6着)と同様のステップ。調整パターンは確立されており、「変わらずいい状態で迎えられそうです。うまく立ち回って末脚を生かせるような展開になればチャンスはあると思っています」と力強く締めくくった。

 一発の魅力が十分に伝わってくる。新谷のペンを握る力も強くなった。

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2019年5月29日のニュース