【中京記念】栗東調整クエスト絶好調!小島茂師「夏は苦手じゃない」
2019年7月17日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=16日】多くの調教師がセレクションセール参戦で栗東を不在にする中、意外な人が姿を見せた。中京記念にロードクエストを送り込む美浦の小島茂師だ。美浦の南Wコースが工事閉鎖のため、調教のバリエーションが豊富な栗東に4頭が滞在中。自らロードの感触を確かめて安どの笑みを浮かべた。
「思ったよりも良かったですね。夏は苦手じゃないし、今年はサマーマイルシリーズを狙ってここへ。レース後も栗東に残って、関屋記念を使う予定です」
実は先週木曜当初はCWコースで追い切り予定だったが手綱を取ったM・デムーロの意見を尊重。急きょ予定を変更し、坂路での軽めキャンターにとどめたのだ。それだけに一部では体調不安説も流れたが、トレーナー自らが一掃した形だ。
「2走前は直線でスムーズじゃなかったし、前走は右トモを落鉄。ツキがない馬だけど、僕たちができるのはコンディションを上げることだけ。後は待つしかないです」
人事を尽くして天命を待つ。確かな手応えを胸に、トレーナーは急ぎ美浦への帰路に就いた。