【函館2歳S】ビアンフェ 抽選が“最大の敵”白倉助手「外れたら泣きます」

2019年7月17日 05:30

函館2歳Sに出走するビアンフェ (撮影・千葉 茂)  

 【東西ドキュメント・函館=16日】道内の新ひだか町でセレクションセールが開催中とあって、スタンドに調教師はゼロ。必然的に助手や厩務員に話を聞くことになり、小田は小雨の中、厩舎地区を歩き回った。函館2歳Sと言えば、中竹厩舎。過去7頭使って【2・0・1・4】。15年にビアンフェの半姉ブランボヌール、昨年アスターペガサスと2頭V。白倉助手は「縁もあるんですかね」。きょうだい同一重賞Vが懸かるビアンフェは、ダービーを制した新種牡馬キズナの初年度産駒。「体を見ると中距離型と思っていたが、お母ちゃんが出ているんでしょう。スピードがある。気性が短距離向き」と同助手は分析する。母ルシュクルも函館芝1200メートルで新馬を勝ち、函館2歳S(6着)も走った。目下、未勝利戦勝ち馬同士の「4分の2」の抽選が最大の悩み。「1週前追いが内を回ったにしても秀逸の時計(Wコース5F65秒9)。抽選で入ってくれたら…。外れたら泣きますね」と同助手は祈るような思い。18日の出馬投票の結果が、小田は早くも気になっていた。

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2019年7月17日のニュース